ネームレター効果

「魚屋になるやつは、たいてい名字に”川”や”水”が入ってる」
以前、父親はそう言っていた。
その時は歴史的な理由なのかなと思い、彼らの先祖が名字を付け始めた時代に「水」に関わる仕事をしていて、その名残というか、家業の流れから水関係の職に就いたんじゃなかろうかと思っていた。

それに関して、最近読んだ本に、別の説明があった。
自分の名前をよく見ていることによって、自分の名前に引き寄せられる説である。
「潜在的自己中心性」というらしい。

これは、「無意識の自己愛」「よく知るものへの安心感」とも説明される。
例えば、2月22日生まれの人は「2」が入った地域(「ツイン・〇〇シティーとか」)に住む確率が、他の人より高いという。
また、名前に「Den」が入っている人(「デニース」や「デニス」)は、デンティスト(Dentist=歯医者)になる確率が高く、「ローラ」や「ローレンス」のように「Law」が入っている人はロイヤー(Lawyer=弁護士)になる確率が他の人より高いという。

つまり、これを魚屋の話に戻すと、自分の名前の中に「川」や「水」が入っており、親しみがあるために、自然と、肉屋や八百屋ではなく魚屋の方へ向かってしまうのだということになる。
そこに「親しみ」という名の縁を感じるのだろう。

「ネームレター効果」と言われるこの傾向は、統計学的には「名は体を表す」を支持するものだろうが、その一方で、「”勇気”という名前の男子で勇気のある子はほぼおらず、”優子”ちゃんという名前の優しい女子はあまりみかけない」という反対の「事実(自分調べ)」もある。

今のところ、下の名前は、親が希望と願望を持って付けてしまうために、あまりその人の「体を表さず」、上の名前は、何世代も前から続く歴史の流れを感じさせるために、「体を表してしまう」のではないかと考えるが、まだ、そこのところはよくわからない。
調査続行中である。

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この記事を書いた人

はじめまして慶虫です。西日本で高校生相手に教育系のしごとをしています。 日々、考えたことを書いています。

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