7/4 見分けがつかないハリウッド

ハリウッド映画を見ていると、登場人物の見分けがつかず
誰が誰だかわからなくなる。
白人と黒人の話なら困惑することもないが、
白人と白人と白人と白人の話は誰が誰なのかわからなくなる。
ハリーポッターみたく、メガネと赤毛と女の子の話なら、
頭の中がごっちゃになることもなく、見やすい。
子どもを対象にした映画はよくできている。

登場人物の見分けがつかないのはもちろん普段から
多くの白人を見ていないからだ。
日本人ならこういうことはあまりない。
同じような人をたくさん見ていれば、
細かい違いにも気がつくようにできている。

2001年のテロ以降、世界の警察は、
アラブ人の顔を見分ける必要に迫られている。
善良なアラブ人のためにも、しっかりと見分けてもらいたい
ものだが、僕が警官なら見分ける自信がまったくない。
どうやって世界の警察は、慣れ親しんでいない人の顔を
認証しているのだろうか。
それとももう機械の顔認証システムに
まかせているのだろうか。

白人でさえわからないのに、アラブ人なんか到底無理、
と思っていたら、テレビで黒人ばかりが出てくる
ドキュメンタリーが流れていた。
コンゴかどこか、アフリカのある部族を巡る話し合いや
諍いを追ったドキュメンタリー。
見慣れない国の黒人はもう、服装で見分けるしかないと思い
ちらちらテレビを見ていたら、番組が終わりに近づき
エンドロールが流れてきた。
エンドロール・・・。
ドキュメンタリーだと思っていた番組は、ドラマだった。
あまりにも馴染みがない社会は、
嘘の話か本当の話かの見分けすらつかない。
まだフィクションとわかるだけ
ハリウッドをちゃんと見れていることに気づいた。

 

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