あの鐘

去年までコンビニだった店が、うどん屋に変わっていた。
最近はどこの会社も金が潤沢にないので、新しくビジネスを始める際にも、前の設備をそのまま使う「居抜き」で始める形が多い。
変に外観をいじって始めたものの、すぐに撤退ということになれば、オーナーは、次の入り手を探すのに困る。
外観はいじらないに限る。

そのうどん屋の隣には、ちゃんぽんの店「リンガーハット」がある。
長崎発のちゃんぽんチェーン店「リンガーハット」の業績はここ数年、芳しくないらしいが、それは、ちゃんぽんの人気やコスパの問題というより、リンガーハットの無駄な外観が足を引っ張っているのではないかと邪推する。
なぜか、リンガーハットの店の上には、もれなく鐘がそびえているが、
あの鐘、いらんやろう。
店舗に鐘が必要な業態なんてリンガーハット以外では、「結婚式場」か「教会」くらいしかない。
リンガーハットが撤退した後、鐘があるがために、店舗は結婚式場か教会にするしかない。
しかし、結婚式場として使うには狭すぎるし、教会として使うには、世俗(=油)の匂いがつきすぎている。
鐘がなければ、もっと他の業態に使えるのに、鐘があるがために、新規店舗の回転率を鈍くしている。
そもそも、ちゃんぽん屋になぜ鐘が要るのだろう。
鳴らないし。
なぞだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして慶虫です。西日本で高校生相手に教育系のしごとをしています。 日々、考えたことを書いています。

目次