おしゃべりのススメ

昔のことはあまり覚えていない。
自分が経験したことでも、自分が覚えておらず、逆に、周りの人が覚えていることがよくある。
それは、自分のデータを「外付けハードディスクに保存」していることでもある。

そうした「他ドライブへの保存」は、個人間だけでなく社会全体でも見られる。
例えば、戦争についてのある人の個人的な記憶は、本に書かれ、人に話され、語り継がれることで、継承されていく。
戦争体験をした当の本人が死んでも、記憶は人々の中や本やメディアの中で生き残っていく。
それは「外付けハードディスクへの保存」であり、誰もが取り出せる「クラウド保存」である。
記憶は、皆で、分散的に保存することで、オリジナルのハードウェアが壊れても、データが消えることがないように、工夫されている。
一人ひとりが持つストレージ(容量)には限りがある。
自分ひとりが抱えず、周りの人に話しておくことで、分散して保存することができる。
つまりは、「おしゃべりのススメ」である。

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この記事を書いた人

はじめまして慶虫です。西日本で高校生相手に教育系のしごとをしています。 日々、考えたことを書いています。

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