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性質と行動
子どもに「お前は嘘つきだね」と言うよりも「嘘をついちゃいけないよ」と言ったほうがいい。 子どもに「お前は怠け者だね」と言うよりも「怠けてちゃいけないよ」と言ったほうがいい。 子どもに「お前は心が弱いね」と言うよりも「弱い心じゃいけないよ」... -
講演会
ある高校で、ある講演会が開催されていた。 そこは、ある行儀のよい学校だったので、生徒の多くはメモを取りながら、その講演者の話を聞いていた。 その聞き方は、普段から習慣づけられているようで、メモとペンを膝に置き、時折、ペンを走らせる姿から、... -
内向き志向
日本人のパスポート所持率が19.1%というニュースを目にした。 日本人の5人に1人はパスポートを持っていないということで、コロナ禍による国内自粛の影響もあるということらしいが、コロナ前の数値でも所持率は21%くらいということなので、もともと、日本人... -
コペルニクス的転回
小学校の頃、同級生だったSは、勉強ができず、運動も下手で、背が低くて、薄くひげが生えていて、後頭部が絶壁みたいに垂直で、アル中のおじさんみたいなダミ声だったから、みんなから「子泣きじじい」と呼ばれていた。 小学校の目の前に住んでいるのに、2... -
京都市
京都市の財政は破綻目前らしい。 あれ、京都府の話だったかな。 財政が立ち行かなくなるのは時間の問題で、「第二の夕張」とも言われているらしい。 そんなばかな。 新型コロナの前、あんなにインバウンド客でごった返してたし、日本人も紅葉や桜を見に足... -
これからの英語教育
昨年の11月に、東京都立高校入試において英語のスピーキングテストが実施された。 国内で初めてとなる公立学校入試における一斉のスピーキングテストは物議を醸し、実施の見直しや改善案を含めて議論が活発化している。 これまで長い間、日本の英語教育は... -
進歩
20世紀初頭 ジョージ・オーウェルはフランスの病院がいかにひどい場所かを短編に書いた。 不潔な病院で大した治療も受けられず、看護師にも邪険に扱われる貧乏人は悲しく病院で死を待ち、金持ちは清潔な家で親しい人に看取られて死んでいく。 それから100... -
アシンメトリー
「アシンメトリー」って言葉を初めて聞いたのは、髪型の話だったような気がする。 左と右で違う髪型。 「非対称性」。 一時期、その非対称性が気に入っていて、右と左でズラした髪型をしていたけど、歳とともに右と左はイーブンになっていった。 それが「... -
ゲームとプレイ
銭湯でサウナに入っていると、テレビで春の高校バレーの決勝が行われていた。 新型コロナによる出場辞退校があったとも聞いていたので、高校生たちは相手校だけでなくコロナとも戦わなくてはならなず、大変だなと思いつつ眺めていた。 真剣にスポーツに取... -
完璧
ついさっき通り過ぎたことの話をして申し訳ないのだけど、完璧よね、完璧。申し分のない完璧。 何をおいてもまずは、「完璧」といえば、クリスマスの日取りですよ。12月25日の完璧さについて。 12月25日って、事を祝うのに完璧な日取りじゃない?節分とか...