ろくでなし

人のためにしか頑張れない人がいる
自分のためには何もしない人
人のためには徹夜してでも頑張るのに
自分のことは先に延ばして、すぐに寝ちゃう人

そんな人は勉強が苦手
勉強はいくらやっても、人の助けにはならないから
そんな人はスポーツも苦手
スポーツは頑張っても、チームのためになるばっかで
誰かのためにもならないから

そんな人は、友達の勉強を手伝うのが得意
頑張れば、友達の点数が伸びていくから
でも、そんな人はやっぱり、自分の勉強をするのが苦手
頑張っても、伸びるのは、自分の点数だけだから

そんな、大人から見れば怠け者のその人は、
転校してゆく友達のためにみんなから寄せ書きを集め、
入院した友達のためにきれいにノートを取っていた
でも、3年間で頑張れたのは、その2回だけ

人のために頑張る準備はいつでも整えていたのに
人のために頑張る場面ってのはほとんどなかった
出番、まだかな
出番まだかな、って思いながら