なんのへんてつもない

日曜日、近所のなんのへんてつもないパン屋さんに入る。
へんてつがなさすぎて、一度、通り過ぎてしまう。
昔ながらのラインナップと昔ながらの価格設定。
食べると、味もへんてつがないが、味付けに作為がないので嫌な感じが一切しない。
「うちの小麦粉、違うでしょ」とか「甘さ加減が絶妙でしょう」といった、作り手の主張が微塵も感じられない。
「作り手の主張」も「嫌な感じ」もまったく感じられないが、同様に、いい気分も感じられない。
いわば、これは、平日用のパン。
プラスよりもマイナスを減らしたい日のパン。
ひっかかりなく先に進みたい日のパン。
It is Sunday today。
「なんのへんてつもないパン屋」は、明日来るべきパン屋であった。