以前、友達と友達の彼女と三人で単館系の映画館に行った。
画家のクリムトを題材にした映画だったと思うが、
ひどい出来だった。ダントツでその年のワースト1だった。
映画館を出ると、三人とも映画のどこがひどかったか、
口々に言いあった。
構成が、演技が、音楽が、話のつなぎ方が、照明が、
台詞回しが・・・。
普段そんな批評をしない友達の彼女まで、饒舌に批評した。
三軒茶屋の映画館を出て、食事をして、電車に乗って、
藤沢の家につくまで、ずっと映画の批判は止まらなかった。
だから、家に着くときには、「こんな長い時間話のできる
作品は他にないんじゃないか」という話になった。
友達は「今年のベスト1だ!」と言っていた。
嫌いには好きが含まれていると誰かが言ったのを、思い出した。
2/14 今年のワースト1
2016年2月14日
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