以前、仕事でミスをしたときに、明らかにこちらに不備があるので上司に謝ろうとしたんだけれど、謝る際に使う良い言葉が思い当たらなくて、「気を抜いてました」とか「サボってました」とか「雑にやってました」とか、そういうお詫びの言葉は当たっているようで当たっていないので、違う言葉を探していた。
どれもなんかしっくりこないなぁと思い、考えあぐねた末に、「抜かってました」って言う表現を思い出して、「これだ！」と思い、これが自分の心境というか、ミスした時の心情にぴったりだと思って、「抜かっていました。すみません」って謝った。
でも、これは、なんなんだろうなと謝った後に思った。こういう言葉選びは、「自分の気持ちを正確に言葉にしたい」っていう気持ちの表れのようにも思えるし、ただ単に言葉遊びをしているだけのようにも思えるけど、なんなんでしょうか。
相手にとっては、どんな言葉で謝られようとよかったんだろうけど、自分にしてみれば、気持ちにぴったりな言葉が見つかったってだけだけで心地よい気分で、今後は仕事でのミスをなくそうとか、そういう言葉の内容に関する、仕事への改善の気持ちみたいなものは二の次でありました。
