ゆらゆら

日本と欧米の決定的な違いは、自分たちが立っているこの大地が、動くと考えるか動かないと考えるかの違いのような気がする

存在の基盤が動くものというか、揺れて当然というか、生き物のようにうねると考える人と、存在の基盤は盤石で、常に我々を下支えするものだと考える人とでは、人生観が変わるのも当然である。

古代西洋哲学が、地震頻発国であるギリシャで生まれたってのもなんだかね。

そういう目で、過去100年間に起きた大地震の位置マップを見てみると、
イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、カナダ、オーストラリアの土地はまったく揺れていない。
盤石である。

そして、アメリカも大きな地震は西海岸のみに集中している。
アメリカは東海岸から「GO WEST」で西へ移ってきたわけなので、地震と縁ができたのは、建国の後半だけともいえる。

そう思えば、私たち日本人がシンパシーを感じるべき、不安定大地国は、
台湾、チベット、インドネシアなどのアジア、チリ、エクアドル、メキシコなどの中南米、アフガニスタン、イランなどの中東とヨーロッパとの間のトルコ、そして、アラスカであろう。

また、西洋圏でいうならば、フランス・ドイツのようなプロテスタント圏ではなく、イタリア、ギリシャ、スペインのようなカトリック圏であろう。

それらの国とは、根本のところで「ゆらゆら帝国同盟」が組める可能性がある。

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