ある自民党の政治家が、高校生の時、そのエリアのバンカラで、地区のすべての学校を喧嘩で制圧していたという、本当か嘘かわからない週刊誌の記事を見て、その政治家にちょっと興味が湧いた。かといって、その人に投票しようとも、投票せんとこうとも思わなかったけど、政治家の思春期時代の歩みは、その人の人となりを表している場合もあり、まったく無視できないところもある。
そう考えると、どういう青春時代を送った人なら政治家として興味が出るかなと考えて、例えば、もし、ある高校生が、生徒会長選挙に立候補して、ダークヒーローよろしく、「ダーク生徒会長」として、「あいさつ運動」ならぬ「非あいさつ運動」と表して、学校の生徒全員にクラスや部活でのあいさつ全般を禁じさせたり、「美化月間」ならぬ「非美化月間」と表して、学校中の掃除や整頓を一切禁じさせたりすることで、「あいさつ」や「掃除」の重要性を感じさせるような政策を提言していたとしたら（そんな奴おらんけど）、おそらく、一度は、その政治家に投票してみようかなという気になると思う。でも、もし、そういう政策を、大人の、本当の政治家になってからやっている人がいたら、それは狙いすぎということで、一度も投票することはないでしょう。高校生時代にバンカラであることと、大人になってもバンカラであることが違うように。
