ビールのCM

Dear:NHKの集金の人。
うちにはテレビはないんやけども、ここに書くのはたまに実家に帰った時とかに見ただけやから、うちに集金には来んでな。テレビないんやから。約束な。しかも、これから書くの、民放の話やから。NHK関係ないから。向こう行っとってな。

実家での久しぶりのテレビ。まず、でかっ。普段、パソコン画面以上の画面見つめてないから、まずそのサイズ感にびびる。
そんで、小学生の頃に流れてたCMが未だに流れてることにビビる。
そいから、田舎特有の、静止画だけでつなげた、ボラギノール系の低予算CMが、動画ソフトが無料で使える時代にまだあることにビビる。
けれど、そんなことは毎度毎度の実家帰省あるあるで、サマーウォーズみたいな、「田舎×季節の風物詩」みたいなことなんだけど、ほんとにテレビから離れるようになった後にテレビ見て驚くのは、いまだに、ビールのCMが、「うまい!」ことを売りにしてること。
CMなんて、ってか、物売る時のプロモーションなんか、ずっと前から、商品のイメージ提供だけを追い求めてて、清涼飲料水なら、美少女が青空の下を走るし、ファミリーカーなら、家族で山とか海に行くわけじゃない。
そこには、「飲料の味」とか「車の性能」うんぬんじゃなく、それを購入した後にこんな雰囲気になれますよーっていう、イメージの提示なわけでしょ。
だのに、ビールは、ビールのCMは、いまだに、有名人連れてきて、「こんなに、おいしいんですか」「意外です」「ここまでとは」「違いますね」とか言わせてる。
おいおい、味でどうにかなる?この時代に。
しかも、一本350円以上するような、値の張るビールがやるならわかるけど、第三のビールとかも、「これでほんとに第三なんですか?」的に、「味」で押してるのは、わけわかめ。
うまいもん求めてるなら、「第3」じゃなく「ビール」飲むっての。

じゃっどん、ビール会社なんて全部大手で、CMの効果分析にもだいぶお金かけてるはずでさ、それであれなんやから、結局、ビール飲むような連中ってのは「味」で購買を決めてるって結論づけてるってことの証明よね。間違いないよね。
けど、なんでもSNSで本音とリアルを伝えちゃうこの時代に、有名人が「うまい!」とか言って、「じゃあ、買おうか」とか思う人がいるんですかね。わけないですよね。
だって、まず、「第三のビール」のCM出てるタモリさんが「第三」なんか飲むわきゃないし、タモリさんはちゃんと「ビール」飲むし、なんなら家に「生ビールの樽」ある可能性高いし、そんな大御所使ってちぐはぐをやってると、テレビ側は視聴者をバカだと思ってんのかなと思うし、でもそれで買ってんなら事実バカだし、その狭間で、「だからテレビは終わってる」とか主張する人たちの肩を、少し持ちたくなった久々のテレビ。

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