完璧

ついさっき通り過ぎたことの話をして申し訳ないのだけど、完璧よね、完璧。申し分のない完璧。
何をおいてもまずは、「完璧」といえば、クリスマスの日取りですよ。12月25日の完璧さについて。

12月25日って、事を祝うのに完璧な日取りじゃない?節分とかひな祭りとか、月の頭って、誰もがまだ、その月の気分になりきれないうちに終わっちゃう悲しさがあって、まだ1月引きずってるうちに節分が過ぎちゃって、まだ2月にまどろんでる間にひな祭りが過ぎてっちゃう。
そういう意味で、25日って、12月をめいっぱい感じて、満を持して「ご両人登場」くらいの感じでやってくる日どりだし、しかも、12月の下旬ってのが、十分秋を満喫して、「もう冬だね」と言うに相応しい寒い日々を十分感じた後にやってくる、もう十分温まった会場に制限時間いっぱいで横綱みたく「冬」が到来してくるような時期。

しかも以前は、25日の前に「天皇誕生日」があって、国民の祝日を前座みたいに扱った後で「いざ、メインイベント!」「結びの一番!」みたいな順番になってて、正式な祝日でもない異国のイベントが何様じゃいって感じもどこかではありつつ、それでも、「天皇誕生日→クリスマスイブ→イエスの誕生日」って並びが何にも負けない強者たちの並びになってて痺れてた。
だのに、25日が過ぎて「祭のあと」的な寂しさに浸っちゃうのも仕方ないはずなのに、「25日の後ろにはお正月様がすでに到着されています」っていう盤石なアフターケアぶりがもう、なんか、前後左右ばっちりに配列されたパーフェクトな棋譜みたいで、言うこと無し。あっぱれ。新年に語る話題ではないことは重々承知なんだけれど、完璧。

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