街の選挙(議員)ポスターを見るたびに、
自分が選挙(議員)ポスターを作る人だったらどうしようと思う。
選挙(議員)ポスターは難しい。
かっこよすぎてもいけないし、嘘臭すぎてもいけない。
公約をいっぱい書きたい衝動もあるけど、文字が多すぎると硬くなりすぎる。
ポスターがダサい原因は、候補者や議員がおじさんだからだと思っていたこともあったが、
若くセンスのある人が選挙に出た時のポスターもダサかった。
ダサいというより、胡散臭かった。
若くてセンスがあり、若者の票を多く獲得できるであろうその候補者のポスターでさえ
上手く作ることができなかった。
それほど、選挙(議員)ポスターは難しい。
多分あれは、政見放送みたいなもので、フォーマットがあまりにも無味乾燥でくそ真面目だから、
崩そうとしても、胡散臭くなるか、ふざけているようにしかならないのだろう。
そんな難しい選挙ポスターで、唯一僕がいい選挙(議員)ポスターだと思うのは、
杉並区の公明党所属議員の議員ポスターだ。
人柄の良さと安心感がポスターからにじみ出ている。
この10年、変わらぬハイクオリティーを保っている杉並区公明党のポスターは、
載っている人が誰であっても、人柄の良さと安心感を醸し出している。
10数年前、始めてこの議員ポスターシリーズを見た時、
あまりの出来の良さに思わず写真を取ってしまった。
確か、50代くらいの女性の議員ポスターだったと思う。
女性の選挙ポスターを、しかも公明党の議員の写真を撮るなんて、
何か怪しいことをしているみたいで、
周りを伺いながら、こっそりと撮った記憶がある。
その後、あのクオリティーポスターが日本全土どころか、
他県の公明党の間にも広がっていないところを見ると、
まだ誰も、あのポスターを作った人の力に気づいてないようだ。
皆、ネームバリューだけでしか作品を評価しないのだろうか。
多分、あれは実力ある人が、名前を出さずにこっそり作っている作品だ。
佐藤可士和プロデュースかもしれないし、
フォトバイ荒木経惟かもしれない。
来年の夏には、都議選が開かれる。
小池都知事の就任で、これまでの選挙戦とは流れが変わるかもしれない。
当落線上にいると自覚している候補者は是非、
公明党の杉並区本部に連絡してみてはいかがでしょうか。
あの出来なら、2000票は違うと思いますよ。
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