昨日の帰り、たまたまイチゴが目に入ったので、
したかったラグビーの話がイチゴの話になってしまった。
本当は、ちゃんと、ラグビーの話がしたかった。
あのW杯以降、ラグビーの試合をテレビのニュースで
目にする機会が増えた。
僕含め、多くの人がラグビーのルールを知らないので、
テロップや解説で、いちからルールを説明している。
知らないスポーツを新しく知るのは、いい気分だ。
サッカーや野球やテニスで満足していたところに、
新しいスポーツの面白さがポンと、やってくる。
クラスに転校生が来たような、
職場に新人が入ってきたような、
そんなワクワク感がある。
日本ラグビーが一躍有名になった
あのW杯のスコットランド戦で、
相手の選手を、トライ寸前でふっ飛ばした五郎丸選手は
圧巻だったが、僕が驚いたのは、
そのプレーで前半が終了したにも関わらず、
彼らが大して喜んだりはしゃいだりしなかったことだ。
これがサッカーなら、選手がガッツポーズし、
周りの選手がハイタッチしにきて盛り上がる場面なのに、
何もなかったかのように皆、ベンチに戻っていった。
もしかしたら、大したプレーではなかったのかしら、
とも思ったが、翌週には、
世界のベストタックルに選ばれていた。
ラグビーでは多分、大げさに喜んだり叫んだり、
そういうことはしないのだろう。
試合が終わることをラグビーでは、
「ノーサイド」という。
試合が終われば、敵味方の「サイド」はない
ということだ。
実に、イギリスらしい発想。
ラグビーにはラグビーの考え方があり、
ラグビー特有のマナーがある。
新しいスポーツを一つ知ることは、
新しいものの考え方を一つ知ることだ。
新しいスポーツを知ることで、
自分の中の世界が広がるのを感じる。
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