先週、この夏最後の花火をした。
この夏最初の花火でもあった。
モクモクたちこめる花火の煙に囲まれていると、
前にアジアの大学生と花火をしたことを思い出した。
中華圏には爆竹文化や打ち上げ花火文化はあるが、
手持ち花火文化はそんなにないのかもしれない。
皆、きゃっきゃ言いながら楽しんでいた。
線香花火なんて日本的情緒、まんまだもんなあ。
そう思いながら、前の台湾人の花火から火をもらっていると、
隣の韓国人が、手持ち花火の火でタバコに火をつけていた。
ワイルドぉ。
やはり、感覚が違うんだなあ。
なんか、違う遊びをしている感覚になった。
そのアジアの学生と夏にスイカ割りをしたこともあった。
アジア人はスイカ割りを知らないので、ルールを教えてあげる。
何故か僕がトップバッターになり、目隠しして回り、歩きだす。
「2歩半、右!20cm前!」
スイカ割り初心者の彼らの指示は細かい。
あまりの細かさに、スイカを確実に叩ける位置に立ってしまった。
トップバッターがスイカを粉々にしてしまったら、
後の人達はなにも楽しめない。
僕は、彼らの指示を無視して、わざとスイカの隣を叩いた。
スイカは無事だったが、彼らは僕にブーイングを向けてきた。
違うんだ。
スイカ割りってのは、そういう、確実性を競うゲームじゃないんだ。
もっと、こう、ふざけたり、ウソ教えたり、
スイカの横に人の頭置いたりして、何回か楽しむゲームなんだ。
文化をいちげんさんに教えるのは難しい。
笑いが含まれるものは、なおさらだ。
なんかのアニメでスイカ割りのシーンでも作って、
外国の皆さんには、事前に教育しておいてほしい。
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