電子タバコを吸っている人が街なかに増えてきた。
電子タバコ専門店もぼちぼち見かけるようになった。
昨今の喫煙者迫害はなかなかきついものがあるので、
皆、どうにか喫煙からフェードアウトしようと必死だ。
世界的な禁煙の流れはあまりにヒステリックで、
裏に何かあるのだろうと思うが、何があるのかはわからない。
「ナンバーファイブ 吾」という漫画(作:松本大洋)は
2000年に発売された近未来が舞台の話だが、
煙草をすでに前時代の遺物として扱っている。
見通しのきく人は、2000年の時点で、今後タバコが
世の中から一掃されることをわかっていたのだなと感心する。
どこもかしこも分煙が基本的なマナーになっているので、
カフェでもどこでも、愛煙家は狭いブースの中で
煙まみれになりながら吸っている。
愛煙家の中には、自分の煙はいいけど他人の煙は嫌いという人もいるらしく、
非愛煙家からするとなんて都合のいい話だと思うのだが、
事実なので、どうしようもない。
喫煙者の迫害はなんだかいきすぎてるなぁと思っていたら、
あるカフェに『なるべく禁煙』という札が下がっていた。
どの席でも吸っていいが、
子どもが近くにいる時は吸わないでとお願いするらしい。
そういえば、カフェの中に段差があって、
「段差の下が喫煙」で、「上が禁煙」だというカフェもあった。
仕切りがあるわけでなくただの段差なので、
煙は当然、禁煙ゾーンにも漂ってくるが、それでも一応分煙ということらしい。
ゆるい分煙。
そのくらいでちょうどいいなと思う。
あんまり、締め付けをきつくしてもしょうがない。
日本のヤクザの取締を強化しすぎると、東南アジア方面で活躍するのと同じで、
喫煙者を無理に締め出しても、そのしわ寄せはどこかにくる。
非愛煙家がどこか自分たちの預かり知れないところでそのしわ寄せを受けないためにも、
お互い、ほどほどで手を打っておいた方が、双方のためだろうと思う。
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