「ジョジョ」がついに実写化するという。
ついにジョジョもか・・・。
漫画やアニメの実写映画化が相次ぎまくっている。
映画が漫画やアニメを実写化するのは、制作側が安心だからだ。
固定ファンがついていることで一定数の観客数が見込めるし、
既に評価されている原作ということで、
映画スタッフや出演者も安心して映画が作れる。
絵があることで、文字だけの脚本や小説原作よりも
簡単に世界観を共有できることもあるだろう。
ただ、実写化された映画で原作を超えることは難しい。
もし超えてしまったら、その原作は、
漫画やアニメにしかできない表現ではなかったことになる。
「ジョジョ」の荒木飛呂彦先生は、
これまで実写化のオファーにゴーサインを出していなかったが
今回、とうとう踏み切った。
原作ファンは厳しい目で見るだろうし、
愛されすぎている作品だけに高評価は難しいと思うが、
もし酷評されるような作品になったとしても、問題はない。
先生とファンの関係はそんなことでは崩れない。
正直、人気作品の実写化は誰もハッピーにしないと思うが、
漫画の実写化はスピンオフくらいのものだ。
一時のお祭りとして楽しめばいい。
なんといっても、荒木先生がゴーサインを出したのだ。
従うしかない・・・。
40年の歴史に幕を降ろした秋本先生の「こち亀」も
これまで二度、実写化されたが、
今、誰も実写版の善し悪しをうんぬん言わない。
大人気少女マンガ「東京タラレバ娘」もドラマ化前から
すでに不安視する声も聞かれるが、
ドラマが不調に終わっても、原作の面白さは変わらない。
実写化されても、原作とは別物だ。
怖がることはない。
汚されることもない。
そういう言い訳をたくさん用意してから見ないといけないほど
「ジョジョ」という漫画は漫画として完成している。
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