「姓名判断はしたほうがいいよ」
子どもに名前を付ける時、漢字の画数を気にするよう、そう何人かの人に言われた。
しかし、姓名判断の本などはまったく見ずに、娘の名前をつけた。
そもそも名字の画数が悪いのだ。
名前を変えたくらではどうしようもないくらいの画数の悪さ。
最初から悪い烙印を押された分野には入る気がなくなる。
以前、姓名判断のウェブページを見ていた時、
そこでは、漢字、ひらがな、カタカナだけでなく、英字の名前も姓名判断の対象になっていた。
国際化の影響なのだろうか。
その姓名判断の例として、「DONALD・TRUMP」と書いてある。
そして、トランプ大統領の名前は、総画以外すべて「凶」だという。
お気の毒でしかないが、これはもう、越権行為である。
「姓名判断」も「吉凶」も、幸・不幸を及ぼす影響をわきまえなければならない。
漁業に排他的経済水域があるように、
また、カッパやお岩さんが欧米で出現しないように、
他人の「シマ」は荒らしてはならない。
姓名判断は日本語まで。
さらにいうと、それを信じる人までしか手を出してはいけない。