暮らしのマイトパルタ– category –
気付いたことを書いています。教育のはなしが多くなります。
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警告
警告 スナフキンは旅の話はしてくれるが 肩をかしてはくれない これは警告でもある スナフキンは肩をかさないものだ -
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あてさき
「おおがたばすにのってますー」と 電車内で子どもが大声で歌う 「しー、静かにして」と 父親がたしなめるが 「きっぷをじゅんに渡してねー」 と歌い声は止まらない 「静かにしなさい」 そう父親は子どもの腕を掴むが 子どもの歌はいっこうに小さくならな... -
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風の知らせ
風のしらせ 風が知らせてくれると思ってた 風であっても 虫であっても 鳥であっても 知らせがくると思ってたけど 来なかった すでに知らせは来ていたのかもしれない じょじょに死んでいたばあちゃんに 何度もそのつど「さよなら」を言っていた だからもう... -
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ライン
ライン マッキーで書かれたお前の輪郭 よくみると点線 これまで歩んできたおまえの道程も よく見ると破線 線のようでいて 線に見えるだけ -
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いちどぎり
いちどぎり 楽しさが飛び散る瞬間 一度きりの一回性 繰り返されない喜び 前にも先にもない再びやってこない楽しさ 「楽しさ」がそうであるということは 「悲しさ」も繰り返されることのない 一度きりの「悲しさ」 その貴重さは 「楽しさ」も「悲しさ」も変... -
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会議
「会議」のように よいところなんて一つもないように思うものでも 強制的に一定時間部屋に閉じ込められることで 普段読まない本をこっそり読む時間に当てられるということを考えると どんなものにも良いところというのは探せばあるものだな -
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まつ
まつ 子はバスのとうちゃくをまつ 子のちちはちえのせいじゅくをまつ 子のちちのちちは¥のデフォルトをまつ 子のちちのははは声のとうちゃくをまつ 子のちちのははのははは岸でおむかえをまつ 子のちちのははのははの子は岸でははのとうちゃくをまつ 子の... -
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開眼
開眼 自分より上を見ない 自分より下も見ない 右も左も隣の芝生も見ない 鏡も覗かない 何も見ない 何物も見ない でも 目は閉じない -
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学校と文房具会社
小学生の頃、ネリケシという消しゴムが流行った。 消しゴムなのに練り練りできるので、授業中触るのは禁止になった。 匂いのする消しゴムというのもあった。 勢い余って食べているやつもいたが、授業中、気が散るということで禁止になった。 文房具は、教... -
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「往相」と「還相」
旅路 島根の石見から成田空港まで電車とバスをのりつぎ、 成田空港からインドのカルカッタに移ったあと、 カルカッタからバスで10時間離れたダラムサラに行って、 そこの山中にある仏教寺院の伽藍堂の柱にタッチして、 また石見に帰ってくるという3月の旅...