暮らしのマイトパルタ– category –
気付いたことを書いています。教育のはなしが多くなります。
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柏手
柏手 境内で 打ち鳴らされる 柏手が 初春の風に 乗っていく 鬼さんこちら 手の鳴るほうへ -
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厄神
厄神 日本の受験生は 太宰府天満宮に向かうが 日本に来る留学生は 決して太宰府天満宮には入らない そこに祀られている菅原道真が かつて遣唐使を廃止したという理由からである 誰かにとっての祭神は誰かにとっての厄神である -
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注釈
注釈 本文より 注釈の多い 人生をゆく -
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夜空
夜空 夜空を見上げ 星の物語を作る西の人たちと 夜空を見上げ 月を歌に詠む東の人たちの 「違い」に目を向ける人がいて 東でも西でも 人は夜空を見上げるという 「同じ」に目を向ける人もいる -
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便利さ
パソコンが普及する前の「手書きの時代」から大学にいる教授に、パソコンと手書きの違いを聞いていた。 その教授いわく、「手書き時代」は三年で一本の論文を書けばよかったものが、「パソコン時代」になると、三年で二本の論文を書くことが必要になったと... -
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おしゃべりのススメ
昔のことはあまり覚えていない。 自分が経験したことでも、自分が覚えておらず、逆に、周りの人が覚えていることがよくある。 それは、自分のデータを「外付けハードディスクに保存」していることでもある。 そうした「他ドライブへの保存」は、個人間だけ... -
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たこぶね
『いつかたこぶねに乗って』という漢詩エッセイがある。 漢詩とそれにまつわるエッセイが書かれている本。 その中に出てくる漢詩のエピソードや人物がまったく聞いたことないような話ばかりで、新しい泉を見つけたような新鮮さがある。 知っている分野の新... -
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会話の訓練
私たちは日常会話を習ったことがない。 おしゃべりの仕方とか、雑談の仕方とか。 以前は「コミュニケーション」という言葉もなかったので、それも当然だったのだが、今では、コミュニケーション能力は社会でやっていく際に重要な能力の一つになっている。 ... -
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えらいひと
ある精神医学の権威は 愚痴ばかりを口にする半分ボケた田舎の婆さんを ずっと診ていた 檀家のいない寺でずっと座っている老師は 資産を守ることに必死のがめついおばさんの話を 頷きながら聞いていた ほんとうに偉いひとは 助けてもどうしようもないような... -
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品性
まだ結婚していない年下の男に、どういう女性と結婚したらうまくいくかと、正解のない質問をされたので、慣用句のようなものを言ってお茶を濁した。 「目には意志、口には品性が出る」と言われるよ、と。 マスクをしていると、誰しも美人に見える。 という...