暮らしのマイトパルタ– category –
気付いたことを書いています。教育のはなしが多くなります。
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物との別れ
3月は別れの季節。 卒業や転居、人事異動で人と別れる場面が多い季節だけれど、 メールやSNSが当たり前になってから、 人は確実に、別れが下手になった。 距離的に離れても、簡単に連絡を取り合える今の状況は、 本当の意味での別れではない。 離れたこ... -
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パンチのある料理
「何食べたい?」 そう聞かれて「なんでもいい」と答えるのは最低の返しだ。 「何食べたい?」と聞かれたら、 なんでもいいと思っていても、 「中華」とか「寿司」とか、何か言わなければならない。 例え「中華」と言ってみても、 「えー?中華ぁー?」 ... -
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AIに駆逐されない仕事
AIが世の中の仕事を奪っていったとしても 一番最後まで残る仕事は政治家だろうなと思う。 政治家はAIみたいに理路整然としていない。 急にいままで国交のなかった国を訪問してみたり、 急に昨日まで敵対していた党と手を組んだりする。 AIに、そんなこと... -
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勝負の分かれ目
先日のWBCで野球の日本代表が敗退した時、 僕含め、野球ファンは敗戦を素直に受け入れた。 それは日本代表がアメリカ代表より劣っていたからではなく、 日本のトップ選手が全力を尽くした結果の敗戦だったからだ。 日本のベスト・オブ・ベストがベストを... -
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シンパシーを感じる国
2週間前の3月11日。 台湾の新聞に日本人が広告を出したという。 6年前の東日本大震災の際に、 台湾人が集めてくれた義援金活動に対して感謝の意を表すための広告。 総額235億円という、台湾のGDPからしたら 考えられないくらい巨額の義援金を送ってくれ... -
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ドジャースタジアムの鳴り物
WBC日本代表が準決勝で負けた。 両チームともピッチャーが素晴らしかったし、 日本はチャンスにあと一本が出ずに敗退したけれど、 一発勝負の試合では、それもまた仕方ない。 最も信頼あるエースの菅野が投げて、 誰もが認める四番の筒香が打てずに負け... -
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学校指定のダサさ
高校のジャージのダサさは絶望的だった。 全員が着る体育のジャージは、 近所のオヤジが穿いてそうなえんじ色で、 ズボンの裾は、ゴムで、キュッと絞られていた。 ダサジャーを着た体育の時間は、皆、一様にダサかったが、 ある日、体育の先生が僕と、あ... -
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おしゃれネイティブ
「文化資本」という考え方がある。 フランスの社会学者、ピエール・ブルデューが提唱したもので、 家庭内で親から子へ受け継がれる言語や知識、振る舞いや思考様式のことをいう。 子どもの将来を左右するとも言われる「文化資本」には、二つの獲得方法があ... -
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元ネタと元元ネタ
和歌には「本歌取り」という手法がある。 以前詠まれた有名な歌を基にして歌を作る技法だが、 最近の短歌ではあまり使われなったという。 理由は単純で、短歌を聞く側の人が「本歌」を知っているという そもそもの前提が崩れたからだ。 つまり、「元ネタ」... -
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頭で食べる
ベジタリアンの人がいる。 冷凍食品を食べない人もいる。 保存料を気にして菓子パンを食べない人もいるし、 着色料を気にして子どもに駄菓子を与えない親もいる。 食べるものが直接体調に影響する人はまだしも、 何を食べてもほとんど体調が変わらない人も...