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一を聞いて十を知る
思春期は変化が激しいお年頃なので、 同じ17歳だとしても、広い幅がある。 家庭環境がそうさせるのか、 大人みたいに現実的にものを考える子がいる一方で、 まだ小学生の延長で生きているような子もいる。 何かを教えても、 ぼーっとして、まったく集中で... -
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「誇り」と「pride」
高校生に英語を教えていると、 「頻出熟語」というのに出くわす。 テストによく出る、覚えておくべき熟語のことだ。 その中に、「take pride in」という、 「pride」に関する熟語が出てきたので、 アメリカ人が日常会話で、 どれほど「誇り」の話をする... -
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いろいろなYou
「お前の考え方はさぁ・・・」 友人と話をしていて、 ふと、自分が友人を「お前」呼ばわりしていることに気づく。 なんか偉そうだな・・・。 思い返してみると、 「お前」と呼んでいる友人がいる一方で、 どんな時も「〇〇の考え方はさぁ・・・」と名前... -
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賢治とワーズワース
イギリスの詩人・ワーズワースの言葉 「plain living, high thinking」(暮らしはつましく、想いは高く) を思い出したのは、宮沢賢治に関する本を読んでいた時だ。 賢治は、教職を辞した後、「羅須地人協会」という私塾を作り、 田畑で自給自足の生活... -
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人に聞く
先日、福岡の街なかで韓国男性アイドルのTシャツを着た人がいたので、 「あれ?」と思い、横を向くと、 同じTシャツを着ている人が何人かいて、驚いた。 そのアイドルは、メンバーの一人が徴兵に行っていて、 今、たいして活動していないはずじゃあなか... -
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伝統校のちから
萩に「明倫学舎」という観光名所ができた。 萩藩の藩校だった場所に建っていた小学校が移転するのに伴い、 その歴史ある小学校を資料館のような形で残して、観光地にしている。 江戸の藩校時代や明治の旧制中学時代のいろんな資料が見れるようになって... -
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パーソナルな関係
高校生の時、アメリカのシアトルにいたことがある。 日本の街しか知らなかった高校生がアメリカで驚いたことの一つは、 ホームレスが街にたくさんいたことだ。 日本でも田舎の方に住んでいた僕は、 東京や大阪のホームレスの人たちを知らなかったし、 ... -
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自分の生
「日本人は自分の人生を生きていないですからね」 そう、日本人のことをある外国人たちに言われたと、 解剖学者の養老先生が書いていた。 日本人は、社会での役割ばかり全うしていて、 個人としての生をないがしろにしているという外国人からの指摘。 そ... -
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親切とおせっかい
どこまでが親切でどこからがおせっかいなのかは、 「街」によっても、基準が違う。 僕は田舎に生まれ育ったので、 東京にいる時も、田舎にいる感覚で、 一人で遊んでいる子どもと遊んでやっていたら、 保護者がやってきて、性犯罪者を見るような目つき... -
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失敗は忘れろ
「奇跡のレッスン」というテレビ番組がある。 日本でスポーツをしている小中学生に世界的なコーチをつけて、 一週間の間に子どもたちが成長する姿を映し出す番組。 そのゴルフ編を、たまたま観た。 タイガー・ウッズを小学生の頃に指導していたデュラン...