コラム– category –
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スタンダード
車を走らせていると「雪舟の郷記念館」という看板が目に入る。 そのあたりの土地は、水墨画の大家、雪舟絵ゆかりの地らしく、 雪舟の作品が多数残っているという。 雪舟は、「画聖」とも呼ばれる室町時代の禅僧で、 現存する作品のうち6点が国宝に認定さ... -
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目と耳と口
自分の声をボイスレコーダーで聞いた。 変な声。 自分の声がいつも聞こえているように聞こえなくて変な気分になるのは、 皆が子どもの時に経験することだけど、 大人になっても、その違和感はなかなか変わらない。 考えてみると、子どもの時に 「あれ、... -
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太郎冠者
中学生の頃、中学校に「太郎冠者」が来た。 中学校で見たと記憶している「狂言」の話だが、 本当に見たのか見てないのか覚束ないくらい記憶が薄い。 日本は伝統ある国なので、伝統芸能がたくさんあり、 今も、各学校で、「日本の伝統芸能を見る会」が開... -
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調子に乗る大人
稀勢の里の横綱昇進以後、相撲人気が盛り返しているらしい。 両国国技館周りの土産屋さんは、笑いが止まらないらしく、 売上が、例年の3倍から4倍はあるという。 店主のおばさんは「ハッハッハッハッ」と、どうにも笑いが止まらない。 「もうどうしま... -
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「自分」のために
小学生の頃、「他人のことを考えなさい」とか 「周りの人のためになることしなさい」ということをよく言われた。 高校生になると、あまり、そういうことは言われなくなったように記憶している。 単に、先生の話を聞いていなかったのかもしれない。 ただ... -
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質問される側
若き数学者・森田真生さんから聞いた話で、 ケンブリッジ大学の数学科が受験者を口頭試問する時の話。 例えば、「√i を計算せよ」 という問題を受験者に出したとして、 これを頭の中で、算術として計算しているような受験者はまずだめで、 幾何(図形)... -
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「ぶらぶら」している先生
中学・高校では子どものことを「生徒」と呼ぶが、 大学では、「学生」と呼ぶ。 中学・高校では授業のことを「教科」と呼ぶけれど、 大学では授業を「教科」とは呼ばない。 大学で学ぶことは「学問」であって、「教科」ではない。 高校までの教育と大学以... -
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ズルい大人
中山間地の小学校の子どもたちが、階段に座って遊んでいる。 その子らの隣に腰掛けて、何をしてるのかと覗いて見ると、 近くの野っ原から取ってきた花の花びらを1枚ずつ、ちぎっている。 「好き。嫌い。好き。嫌い・・・」 こういう遊びは、子どもの世界... -
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ガウス整数環
ゆずが20週年を迎えたとコンビニの店内放送が言っている。 ゆずは90年代、TKサウンド全盛の頃に、 フォークギターとハーモニカを引っさげてJPOPに登場し、 新しい形のフォークデュオとして人気を博した。 ゆずがヒットした後、「ゆずに続け」と、 ゆずっ... -
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撮られ慣れ
高校で新学期が始まると、新しいクラス全員で、クラス写真を撮る。 今時の高校生たちの写ったクラス写真を見て驚くのは、 生徒たちの写真写りの良さだ。 誰もが「いい顔」で写っている。 みんな、なんていうか、撮られ慣れてるなぁ・・・と思ってしまう...