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非言語コミュニケーションツール
「ボぉぉぉー」 校庭に向かってオーボエを吹いている高校生がいる。 楽器ができるっていいね。 知らない人とセッションできるし、 言葉が通じなくても、楽器でコミュニケートできる。 作家のムツゴロウさんは、何匹もの動物の鳴き真似ができるので、 世... -
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使い勝手は変わらない
使い慣れたものはなかなか手放せないもので、 高校の時使っていた電子辞書がまだ、手元にある。 電子辞書って便利だから世界中の英語学習者が使ってるんだろなと思っていたけど、 日本人以外で積極的に電子辞書を使っている人たちを見たことがない。 最... -
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「頑張れ」っていう呪文
学生の時の教科書かなんかで、 「頑張れ」っていう言葉は実は残酷なんじゃないかって話があって、 駅伝を走っている人に対して「頑張れ」って声をかけるのは、 走っている人からしたら「もっと頑張れってこと!?」なわけだから、 「頑張れ」とは簡単に... -
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絵みたいな国
先週ある街を歩いていたら、全然桜が目につかなかったので、 「あれ、もう散っちゃったのかなあ」と思っていたのだけど 週末に隣町を訪れると、どこもかしこも満開の桜だった。 県道も市庁舎も遊水地の周りにも、至る所で桜が咲き乱れ、 乱れ咲いている... -
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おべんちゃらを言う相手
「お茶」の世界では、10年続けていても、まだ若手扱いされる。 40年、50年とやっている人がザラにいるからだ。 50年やっているおばあさんなんかはさすがに腰が曲がっていて、 「そんなに長く、お茶を続けられて、すごいですねえ」 なんて、周りに声をか... -
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即決する癖
大学の体育でテニスを教えてくれた老先生は、 以前、松岡修造のコーチだったらしい。 それが本当かどうか確かめるすべはなかったが、 本当かもしれないと思わせるくらいテニスが上手かった老先生は、 松岡修造のことを「普段から、かかとをあげて歩いて... -
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衣食足りて知性を知る
マルクス・アウレリウスの「自省録」を読んでいる。 目は文字を追っているのに、全然頭に入ってこない。 朝ごはんを食べなかったせいかもしれない。 腹がすきすぎていると頭も回らないものだ。 まったく意味が頭に入ってこないながらもなんとかページを... -
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才能に惚れる
後輩の女性が数学者に恋をしている。 大して知りもしないのに見事に惚れてしまい、 結婚するのだと、意気込んでいる。 この子は、以前も、先輩の美術アーティストに惚れたり、 ミュージシャンに入れ込んだり、表現者に目がない。 でも、例え、付き合って... -
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お茶の稽古
お茶の稽古に毎週通っていた時期がある。 教えてくれたのは、本業が坊さんの厳しい先生で、 基本、いらんことをしゃべらない。 歳は60の中盤くらいだと思うが、自分のことを話さないので、よくわからない。 僕が手前をしている(お茶を点てている)間、 ... -
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プレゼントの横流し
プレゼントはあげた時点で、もらった人のものだと思っているので、 もらった人がそれをどう扱おうが構わないと思っている。 僕は、バレンタインでもらった義理チョコを、 そのまま、別の友人の新築祝いに「おみやげだよ」と言って渡すような男なので、 ...