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9/1 国の形の美しさ
友人達と日本のいいとろこと悪いところについて話していると 「でも、一番は、日本列島の形だよね。美しいよね」 といったやつがいた。 日本列島の形が美しい? どういうこと? 胴の長い犬か恐竜にしか見えない日本列島を そんなにプッシュしてくるなんて... -
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8/31 終わりなき日常は続くよ
宮台真司氏は90年代に「終わりなき日常を生きろ」 といったけど、こんなに「日常」が終わらないとは 思わなかった。 2000年代初頭、経済学者が「失われた10年」と 言ってたけど、まさか2010年初頭に、 「失われた20年」と言われるとは思いもしなかった。 ... -
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8/30 この島でリスペクトされる人
日本は職人の地位が高い。 他国に比べて、職人をリスペクトする風土がこの国にはある。 職人は、手を動かす。 外国、特に中国やインドなどの「大国」では、 偉い人は手を動かさない。 手を動かすのは、偉くない人だけ。 そう、ある作家は言っていた。 手を... -
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8/29 親の責任は無限大
知り合いが選挙に出たことがある。 知り合いといっても、だいぶ上の、60前のおじさんだ。 おじさんには母親がいて、この母親は先生だった。 先生は、息子の当選に向けて多くの知り合いを 息子の講演会に呼び、僕もそれに巻き込まれる形で、 先生の生徒達と... -
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8/28 心地よく感じる音の速さ
友人の結婚パーティーに出た。 恋愛がうまくいかない度に、 「恋はさ、いわばエゴとエゴのシーソーゲームだからさ」 と言ってた奴だから、結婚できてよかったなと思う。 最近の結婚式は、主役がよく動く。 歌ったり踊ったり進行したり。 新郎新婦が高砂席... -
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8/27 似て非なるもの
「似て非なるもの」ということがある。 「本物」と「偽物」は一見、すごく似ていることが多い。 「例えば?」と言われると、すぐには出てこない。 「ヘタの考え休むに似たり」ということわざもある。 考えてもしょうがないのに考えているのは、 休んでるよ... -
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8/26 国民的作家
司馬遼太郎はまぎれもなく、国民作家だった。 司馬史観と言われる歴史観も根強く残っている。 「竜馬がゆく」にしても「翔ぶが如く」にしても、 司馬の作品 に出てくる登場人物はまぶしく、青春の輝きがあり、 その燃えるような志に惹かれて、 多くの会社... -
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8/25 職人大国ニッポン
日本刀の鍔(つば)を美術館で眺めていた。 どれもこれも芸が細かい。 なんで職人ってのはこんなに細部にこだわれるんだろう。 この国の人は細工が得意なんだなあと改めて思う。 テレビではオリンピックを振り返っている。 100mを一番速く走ったジャマイ... -
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8/24 中心と際
「大名は昔はもっと、とんがっとった」 僕もそう思う。 福岡の中心地、天神に隣接する大名地区は、 それはそれはファッショナブルな街だった。 「それどこに売ってんすか?」って聞きたくなるような 個性的なファッションに身を包んだ多くの、ぎりっぎりで... -
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8/23 ルビをふるもの
児童文学を読んでいて不思議なことは、 漢字表記する言葉としない言葉の線引きだ。 ある本には、 「病魔」「小銃」「賛嘆」 という言葉がルビ付きで載っているのに、 彼女は「かの女」と書かれ、 相手は「あい手」と表記される。 ルビ付きで「病魔」が理解...