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暮らしのマイトパルタ
身体言語
茨木のり子の詩に「汲む」という題の詩がある。 「立居振舞の美しい 発音の正確な 素敵な女の人」に 「昔言われた言葉の意味」を 「ときどき ひっそり”汲む”ことがある」と語る作品。 「意味を汲む」「想いを汲む」「流れを汲む」。 ”汲む”とい... -
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棲み分け
今西錦司の「生物社会の論理」をぺらぺらと読んでいた。 今西錦司が提唱した「すみ分け理論」は、 ダーウィンの「進化論」(特に「適者生存」)を否定する独自な理論だが、 話が面白すぎたのか、後に続く学者が少なかったようだ。 彼が提唱した「す... -
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きれい好き
潔癖症の人がいる。 必要以上に、周りをきれいにしようとする人。 その半面、片付けられない人ってのもいる。 ゴミ屋敷にしてしまう人。 片付けすぎるのも、片付けられなさぎるのも問題だけど、 どこが”適当な”片付けかは、人によって違う。 海外で違う国... -
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打席数
イチローがチームを離れるらしい。 マリナーズからヤンキースを経て、3つ目の球団に当たるマーリンズで今期、 主に4人目の外野手としてプレーし、 打率.255、169打数50安打という数字を残した。 安打数は過去最低だったが、 本人は「最低でも50歳まで... -
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たとえ
話のうまい人は、説明がうまい。 説明のうまい人は、たいてい、例えもうまい。 いい宗教者は、いい例えを使いこなすもので、 イエス・キリストは 「富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」 とか 「天国は、畑... -
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ハロウィーン
先週の火曜日はハロウィーンだった。 10月最後の週末、街は、仮装した人で溢れているかと思いきや、 案外、広島の繁華街は、閑散としていた。 仮装した人はみんな、USJに行ってしまったのかもしれない。 最近のハロウィーンは、10月の最終週末みた... -
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読書の秋
読書の秋というけれど、 年中、本をかたわらに置いている身としては、 秋が特別、本の季節という感慨もない。 冬もけっこう読めるし、春の本読みもさくさく進む。 それでも秋になると、福岡のけやき通りで行われている 「一箱古本市」という催しを思い... -
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21世紀
週末、高校生が家に集まってゲームをしていたというから、 どんなテレビゲームをやっていたのかと思ったら、 「テレビゲームではなく、紙でやるゲームです」という。 インターネットから型紙を印刷し、ハサミで型どおり切ってキャラを作る、 人狼みたいな... -
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GRIT
2017ビジネス書大賞の読者賞に、 「やりぬく力 GRITグリット」が選ばれた。 (ちなみに、大賞は、「サピエンス全史(上・下)」) 「やり抜く力」と日本語に訳されたこの本は、 ベンチャー企業での入念な聞き取りによって、 成功に必要なものが、アイ... -
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思い出し笑い
たまに、思い出し笑いで一人、笑うことがある。 「思い出し笑いをする人は助平」というのを聞いたことがあるが、 どういう根拠だろうか。 「鼻血を出す人は助平」という言い方と、 どっちが根拠ある話だろうか。 思い出し笑いするようなことは、たいていく...