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暮らしのマイトパルタ
「中途半端」と「グッドバランス」
「話が抽象的だなあ」と誰かが言った時は、 たいがい、「抽象的」でなく、「あいまい」なだけだ。 「あいまいな話」と「抽象的な話」は、 雲をつかむような話という意味では似ているが、 似ているだけで、まったく違う。 「あいまいな話」は、要領を得ない... -
暮らしのマイトパルタ
日本のバレンタインデー
今年のバレンタインデーに、 社内での義理チョコを禁止にした会社がいくつもあったらしい。 都会の女性陣は「義理チョコなんて、金もかかるし面倒だ」 と思いはじめている。 てえへんだ。 信頼関係は、 「贈る/贈られる」の交通量が増えれば増える... -
暮らしのマイトパルタ
都会のいいところ
都会のいいところ。 都会のいいところは、 みんなが格好つけてるところ。 必要以上に着飾って、 必要以上にスカした顔で、 必要以上に肩肘張って、歩いている。 それが、都会のいいところ。 都会にいると、背筋が伸びる。 都会にいると、ピリッとする。 都... -
暮らしのマイトパルタ
人生100年時代
「LIFE SHIFT」という本がある。 「WORK SHIFT」という本を書いたリンダ・グラットンさんの最新刊で、 副題は「100年時代の人生戦略」。 平均寿命は伸び続けており、これから大人になっていく子どもたちは、 100歳まで生き続ける可能性がある。 これからの... -
暮らしのマイトパルタ
片手で足りる、僕の友だち
ひきこもりやコミュ障が増えて、 友だちが少ないことが一つのネタになるはるか以前から、 僕は友だちが少ないことを、いじられていた。 友だちが少ないと言われても、ともだちを数える機会なんかないので、 本当に少ないかどうかは、疑問の余地が残るなと... -
暮らしのマイトパルタ
サーカスのための技術
日本にスポーツを教えにくる外国の指導者は、 「日本の選手は、工夫が足りない」と、よく言う。 基本はしっかりしているし、教えたことはよくこなすが、 勝つための工夫やアレンジに難がある、と。 いつも基本を大事にしちゃう日本人の悪いところだ。 サッ... -
暮らしのマイトパルタ
枠に順応する性質
こんな文章を書いていると、まちを歩いている時にも、 こんな文章のネタになりそうなことに、目がいく。 こんな文章を書いていなければまったく目につかなかったことが、 こんな文章を書いているために、すぐに目につくようになっている。 こんな文章用の... -
暮らしのマイトパルタ
好きのかたち
「痛バッグ」というものがある。 バッグを、好きなアニメのキャラクターグッズでデコレーションしたもので、 「痛いバッグ」という意味だ (「痛車(痛い車)」というのもある)。 そういう、アニメなどの”二次元グッズ”を身に着けた人には、 街を歩いてい... -
暮らしのマイトパルタ
からだとこころを整える
サウナ好きの人達が、サウナ後にいう言葉は、 「めっちゃ整ったぁ〜」らしい。 「リフレッシュ」や「すっきりする」でなく、「整う」。 「サウナ」→「水風呂」→「休憩」を繰り返すことで、 こころとからだは、どうしようもなく「整ってしまう」らしい。 「... -
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プレッシャーに強い人弱い人
赤面症の人を見た。 十数人の前で順番に自己紹介する機会があり、 ある女性に順番が回ってきたのだが、なにも言葉が出てこない。 皆は黙って見つめている(もしくは心の中で応援している)が、 それが余計プレッシャーになるのか、 顔が耳まで真っ赤になり...