11/9 文化遺産・和食

数年前、和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたというニュースがあった。
和食は別に絶滅危惧に瀕してるわけでもないので
文化遺産になる理由はよくわからないが、
世界中でニセ和食が広がっていることもあって、
「和食」という枠をはっきり作ったほうがいいと思ったのかもしれない。
裏側はよく知らない。

和食は世界でも人気がある。
日本人が海外の人と話す時、「食」は日本人が気負うことなく誇っていい分野だ。
高級なものから大衆食、家庭料理まで、
和食は日本人だけでなく、外国人にも通じる良さを持っている。
ある人は、アジアでもヨーロッパでもアラブでも、
「とりあえず焼き鳥出しとけば、世界中どこでもイケる」と言っていた。
どの地域の人でも焼き鳥はおいしいというらしい。
本当かどうかは知らないが、牛でも豚でもなく、鶏ってのがいいのかもしれない。
鶏は、イスラム圏でもヒンドゥー圏でも問題ない。

東京にはフレンチも中華もイタリアンも一流の店があるとも言われるが、
それは日本人がよその文化を抵抗なく受け入れることができるからだ。
自分の食文化だけにこだわらない。
日本人の柔軟性の高さが、いい方に出ている。

日本人は、日本の風土をいかした和食というスタイルを作りつつ、
よその国の食スタイルも柔軟に受け入れている。
いいバランスだなと思う。
(日常生活レベルの「食」ではたくさん問題あるけど)

それなのに、以前、色んな国籍の人たちが集まったパーティーで、
在日期間の長い西洋人が、日本の食事に文句をつけていた。
聞いていると、日本の家庭料理の味付けは、いつもワンパターンだと言っている。
「いっつも、味付けが、醤油、砂糖、みりん、酒。
 全部、同じ味。
 日本の料理、醤油、砂糖、みりん、酒の味しかしない」と大きな声で言っている。

ほう、言うじゃない。
ところで、君はどこの出身なのかな?
偉そうに語るので、質問してみる。
フランスかな?イタリアかな?
綺麗なブロンドヘアの男は答える。
「ザ・ユナイテッド・ステイツ(アメリカ)」
ザ・ユナイテッド・ステイツ!?
どの口が!
どの口が言ってんだ!?
「最後の晩餐で食べたいものランキング」ダントツ1位が
ピッツァ(よその国の料理)の国の人間が、何言ってんだ。
しょうがないので、
「同じ味もなにも、あんたの国、そもそも自分達の調味料自体ないでしょ。
 あんたの国の醤油は何?みりんに相当するのは何?何かあんの!?」
と、一応、日本人として、言っておいた。
アメリカにも、移民が持ち込んだ食文化はあるし、
歴史の浅い国に調味料のことなんて言うのは可哀想だけど、
しょうがないよね。
なんか、偉そうだったからさ。