1/8 韓国ファッションの影響

韓国ファッションの影響が終わらない。
道行く女性のファッションが、「韓国っぽいな」と思うことは多く、
一時期のブームで終わるかなと思った韓国スタイルの影響は、
もう、ある程度定着してしまったらしい。
ファッションだけでなく、ヘアースタイルの分野にも韓国の影響はあるようで、
美容師さん曰く、
K-POPアイドルの写真を持ってきて、
「これと同じ色に」というオーダーが、よくあるという。

日本の子が、日本のアイドルではなく韓国のアイドルを真似するのは、
日本のアイドルが、ファッションアイコンとして弱いからだろうが、
日本の子が一番、髪型の参考画像として持ってくるのは、
韓国のアイドルでも日本の女優でもなく、
カットモデルの画像らしい。
ダントツで、カットモデル。
そこで張り合っていたのは、
韓国のアイドルと日本のアイドルではなく、芸能人と一般人で、
韓国にしろ日本にしろ、
芸能人が参考にされること自体が、少なくなってしまっていたのだ。
日本の子は、自分と容姿に大した隔たりのないモデルを参考に、
本当に自分に似合う髪型を探したいだけで、
遠くの虚像に合わせて、無理に背伸びをしたりは、しないのだ。

美容師さんが言うには、
こんなにヘアーカタログ雑誌が発行されているのも、
日本くらいらしい。
確かに。
ざっくりくくれば、そんなに多くあるわけではない髪型の中に、
細かな違いを見出して、たくさんのバリエーションをつくりだすのは、
いかにも日本っぽい。
しかも、日本で韓国のカラーリングがそのまま流行ることはなくて、
日本人の好みに合うよう美容業界がニュアンスを変えた上で、
お客さんに提供、提案するらしい。
ほんっと、日本人って、改良が好きだ。
この人たちは、なんでも、自分たちのものにしちゃう。

だとすれば、僕が、街ゆく人たちのファッションを
「韓国みたいなファッションだな」と思ったのは思い違いで、
あれらは、「韓国っぽいテイストの日本のファッション」だったのだろう。

世界中のトレンドをスマホで見れるようになって、
ともすれば、
世界中が同じようなテイストになりがちなインターネット以降の世界でも、
自分なりに何でも、アレンジして、改良して、カスタマイズできる日本の人たちは、
案外、そういう世界に向いているのかもしれない。
何でも自分流にアレンジできる人たちは、
情報過多な社会でも、案外、何の問題もなく、
楽しくやれているのかもしれない。