3/10 料理のへたな人


たまに友達が家に来て料理をしてくれるのだが、
たいてい、
おいしくない。
「今晩、俺が料理作ってやるよ。」
いつも洋々と、そう言って作ってくれるのだけど、
味はやる気に反比例して落ちていく。
僕も料理が得意な方ではないので、作ってもらっておいて
とやかくいうつもりはないが、自分と似ているからこそ、
やつの料理が何でおいしくないのかわかる。
やつは、全然、レシピ通りにやろうとしていない。
レシピに、「砂糖大さじ2」とあっても、
「だいたい大さじ2くらい」を計らずに加えている。
なんなら気分で、3入れたり4入れたりしている。
「先に野菜から煮ること」とあっても、面倒なのか、
肉と同じタイミングで鍋に投入している。

もちろん、なんでもかんでもレシピ通りに作ろうと
すればいいと言ってるわけではない。
僕のように、パクチーやナンプラーを一度の料理のため
だけに買って、冷蔵庫に眠らせることは、よくないだろう。
だが、初心者は、レシピ通りに作ったほうがいい。
経験者のいうことは聞くもんだ。
アレンジと称して、マヨネーズを入れたり豆板醤を入れたり
冷蔵庫に残ってる物をとりあえずで入れたりしないでほしい。

相手においしい料理を作ってやろうとしたら、
自然と味付けは細やかになるし、
変に料理の冒険をしようとしなくなる。
そういう意味で、ことあるごとに「料理はあいじょー」と
叫んでいた、マンガ「モンモンモン」の猿
味兵衛は、正しかったなあと思い返す。