4/11 ラグビーは男のスポーツ

昨日ラグビーの話を書いている時に、
ふとラグビーをやっていた友人の言葉を思い出した。
「ラグビーは男のスポーツ。サッカーは女のスポーツ」
サッカーはもともとラグビーから派生したスポーツで、
ラグビーをプレーしている中で、足だけでプレーした方が
難しくてより面白いという奴らが出てきたのだ。
スポーツは難しいほど面白いということか。
(野球も以前は、バッターが、高・中・低から打つゾーン
 を選べた。打ち放題だったろう)
ラグビーからサッカーが派生していったからなのか、
軽い接触ですぐに転ぶサッカーを、「女々しい」と、
ラガーマンは、少し下に見るところがある。

女々しいとまでは思わないが、
サッカーは審判の見ていないところでわざと転んで、
相手のファウルに思わせる、せこいプレーがある。
それを禁止するためにシミュレーションという
反則行為も設定されているが、
シミュレーションに見られないように
上手く演技する選手は多くいる。
正面から全身でぶつかりあうラグビーからみると、
女々しく映るのもうなづける。

野球は、接触スポーツではないので、
接触してないのにしたように見せるシーンは、まずない。
今年からホームベースでのランナーとキャッチャーの
無用な接触も禁止になり、より接触プレーはなくなった。
しかしどのスポーツにも、
勝つために手段を選ばない人間というのはいる。
野球界には、達川光男という伝説の男がいて、
ピッチャーが投げたボールが体にかすってもいないのに、
「当たった」と言い張っては、勝手に一塁に歩いていた。
彼は、ボールが体の近くを通ると、
手に当たった振りをして「痛い、痛い」と痛がりながら
一塁方面へ歩きはじめ、その間に、
手の甲をかきむしって、ボールが当たったアザを作る。
審判は首をかしげながらも、物的証拠を前に仕方なく、
「デッドボール」をコールする。
この作戦で、一時は多くの偽デッドボールを獲得した
達川だったが、
「珍プレー好プレー」でこの演技が有名になりすぎ、
さすがに審判もだまされなくなった。
逆に、本当に体に当たった際も、
審判に当たってないと、判断されるようになり、
嘘をついてると誰にも信用してもらえない
現代版「オオカミ少年」として、
子どもに対していい教育になったとかならなかったとか。

ラガーマンが知ったら激怒するような話だが、
ラグビーも審判の見ていないところで、
小狡いことを結構やっているとも聞く。
スポーツといえど、戦いだ。
清廉な戦いなど、この世にはない。
「ノーサイド」なんて紳士的な響きのする言葉も、
いまだに使ってんのは、日本だけらしい。