5/18 環境に適応した結果


えらいスピードで食事を平らげると有名な人がいた。
 
聞けば、高校、大学と野球部の寮に入っていて、

たくさんの量を一気に食えるようになったという。
人は環境に適応するものだ。

かくいう私も、物を持たないことで名が通っている。
部屋の中にいらないものがないばかりか、
外に出る時も物を持たない。
家から出た時、空一面、曇天でも、
テレビで石原良純が必ず降ると言っても、
その時降っていなければ、傘は持たない。
手はなるべく開けておきたい主義だ。

そうして外に出ると案の定、雨が降ってくる。
そりゃそうだ。
石原良純が降ると言ってたんだから、そりゃ降るだろう。
降り始めは、雨に降られて歩ける程度だが、
そのうち、雨具なしでは、にっちもさっちもいかなくなる。
傘が要る。
そんな時は、辺りに、捨てられてた傘を探しにいく。
コンビニや服屋の傘立てに立っている傘は
人のものなので、もちろん盗んだりしない。
あくまで、捨ててある傘を拾いにいくのだ。
捨ててある傘なんてそうそう都合よくない落ちてないと
思ってるかもしれないが、捨ててある傘は結構ある。
あなたが探していないだけで、結構ある。
公衆トイレの裏とか、ビルとビルの間とか、
探せば見つかるものだ。
たいがい骨が折れてるが、そんなことは関係ない。
その場しのぎになればそれで十分。
雨が降って、捨ててある傘を見つけるたびに、
傘が落ちている場所が、匂いでわかってくる。
人は環境に適応する。
傘を持つ人は、出かけに傘を忘れないように気をつけるし、
傘を持たない人は、傘の匂いをかげるようになる。

あれ?もしかして、落ちてる傘を拾ってくるなんて、
貧乏くさい奴だなって思ってますか。
ご心配なく。私、イギリス紳士の傘、持ってますから。