5/25 良い顔大国

良い顔が好きだ。
整った顔でなく、美人でなく、ハンサムでなく、良い顔。
円顔といわれるような、満ち満ちた顔。
見ていて、こっちが満たされたような、そんな顔。
12年前、ブータンに行った際、強烈にそれを思った。

今はどの程度かわからないが、当時は観光客を
極端に制限していて、国内のどこにいくにも
国指定のガイドとドライバーが付き添うので、
旅行代がバカ高かった。
それでも、行こうと思ったのは、
本で見たブータン人の「いい顔」に惹かれたからだ。

実際、ブータンには、老若男女、良い顔をした人がそこかし
こにいた。
「国民総幸福量」などという概念に騙されたわけじゃない。
世界中どこでも、
一つの閉じた世界で恵まれた生活が送れた人は、
ああいう顔になるのだろう。
「ああ、こういう顔、うらやましいな」と素直に思った。

今の日本がこうなるのは到底無理だけど
(ブータンだって民主化以降、難しくなってるけど)、
それでも、良い顔の人が多い社会がいいなと思うのは、
一つの見方として持っていいんじゃないか。
国民総幸福量が(方便であっても)一つの見方だったように、
良い顔という指標で人を見てもいいんじゃないか。
今のところメディアの中でこういう顔してるのは、
南伸坊さんくらいだな。