6/11 土地に何ももらわなかった男

女は自然へのセンサーが男よりきちんと稼動している
「自然を真似なくなった女は、狂う」と藤原新也は書いてた
けど、自然から切り離されて都会に暮らす女性が
子どもを生まなくなるのもわかる気がする。

そういえば、土地の女にはまだ”キャラクター”が残っている。
福岡の女、京都の女、大阪の女、
神戸の女、
北海道の女、沖縄の女。
それぞれに特色づけられた女性像を
(それがステレオタイプであっても)
まだそれぞれの土地の女性は体に残している。
福岡の女と神戸の女は違うし、大阪の女と北海道の女も違う。
生き方としては大雑把に都会・地方都市・農村地域くらいしか
ないかもしれないが、気性や感じ方は各地域で明らかに
違いが残っている。
それぞれの土地の女は、それぞれに違う。

それに対して、男はまったく違いがない。
福岡の男、京都の男、大阪の男、
神戸の男、
北海道の男、沖縄の男。
大阪の男と沖縄の男に多少ちゃらさが感じられるくらいで、
後は何もない。無味無臭。
神戸の男と北海道の男と千葉の男にどんな違いがあるというのか。

男は土地に根付かなかった。何も生やさず、何も生まず、
あったはずの土地の匂いや音を体にまったく宿さなかった。
男は、何も土地からもらわなかった。
悲劇的なくらい。

日本の女性はアジアでも欧米でもモテる。
対して、日本の男はモテない。他の国の男に、体格で劣り、
女性への扱いで劣り、いまのとこいいとこなしだ。
世界で日本女子の評価が高く、日本男子の評価が低いのも

土地に根ざしてきたかどうかに要因があるのかもしれない。
日本の風土を体に宿した日本女性は魅力的に映り、
日本の風土を感知するセンサーが壊れた日本男性は、
特になんの特出すべき特徴のないただのアジア系になった。

どうすればいいんだろうか、日本の男は。
やっぱり、あれかな。祭りかな。
祭りの復活かな。
でもなぁ、学校教育でよさこいとかソーランやってもなぁ。
そういうことじゃないんだよなぁ。
これ、結構、時間かかる問題だなぁ。