6/12 土地に何ももらわなかった男(2)

(前回の続き)
女の友人と話をしていて、日本の男が世界でモテない原因は、
ロールモデルがサムライから更新されてないことにある、
という結論になった。
日本女性のイメージは、戦前まであった「内助の功」、
「三歩後ろを下がって歩く」妻イメージから、
「女子マネ」「女子アナ」イメージに
モデルチェンジすることに成功している。
夫を支えるサポート役としての立ち位置は変わっていないが、
男についていくだけの弱い立場から、
男を支えつつも自分も輝き、男をコントロールしつつも
自分の社会的評価も上げるスタンスへと
バージョンアップされている。
(江戸時代も、甲斐甲斐しく夫についていったのは一部の武士
の妻だけで、百姓の嫁は男を手の平に乗せてたと思いますが)

それに、世界が日本女性を発見したとも言える。
独立心が強く、自己主張の強い女性が当たり前の国においては、
他人に配慮できる控えめな日本女性は、
とても新鮮に映ったことだろう。
(それも結婚するまでだよ、という声も聞こえますが・・・)
それでも、おしとやかで気立ての良い日本女性イメージは
確立されたので、あります。

それに対し、日本男性の理想像はサムライで止まったまま
なのだ。
たくましく芯の強い武士道のお侍を理想とした時代は
とうに終わったはずなのに、
戦後、新しいロールモデルを作りあげることはできず、
草食化が進行したのちの21世紀、
国内で取られた「いい男」のコンセンサスは、
「話が面白くて、価値観の合う男」。
なんという妥協。なんという間に合わせ。
これは男が目指す理想像というより、
女の手軽なニーズに合わせた、まさにマーケティング的発想。
でも、国内においてはこれが問題になることはなかった。
国内の男を相対化できない女達は、「男ってのはこんなもんだろ」
と、高をくくり、それで手を打ってきたのだ。
恋愛は既に、「自分と違う異性に惹かれるもの」ではなく、
「自分と同じ感覚を異性と共有するもの」になっていたのだから。
これは、もうしょうがない。
しかし、これを国際的視野で見ると、大問題なのであります!

まず、世界が「女性はレディファースト的に扱うべし」
となっているにも関わらず、
日本男性はまったくその感覚が身についていなかった。
日本国内で「優しい』とされた男達は、
国際的には全然「優しい」男ではなかったのだ。
日本女性は女子マネ気質が身についているので、
男性からの扱いの雑さに鈍感になっていたのだ。
日本男性は亭主関白でまったく女性を大切に扱わない、
と世界一般には言われてるのだ。
(欧米はもとより、韓国、台湾、香港、シンガポール
 の男性はすごく丁重に女性を扱う)

そして、肉体的問題。
肉体が日常から消えたことで、
欧米にはもとより、軍隊のある韓国にも
体格(への希求)で劣っているという現実。
日本の急速な都市化は、日本の男女を
肉体に対して鈍感にしてしまったのだ。
(他の国の女性は「筋肉つけんと、男としては見らんぞ」
ともっと強く社会的にプレッシャーかけてるんですよ)

更には、経済力という男の最終兵器に関しても、
中国やシンガポールのリッチどもにお株を奪われているのだ。
ああ、悲しや、ニッポン男児。
すべては、理想の男子像が、
武士からバージョンアップされてないことに由来する。

「でもさぁ、例えば女のアニオタは、おそ松さんの話の通じる
男のアニオタと付き合いたいんだからさぁ、別に問題なくね?」
と思うそこのあなた!
国際化はあなたが思うより近くに押し寄せているんです。
でもその話は、また明日!