6/13 土地に何ももらわなかった男(3)

前回からの続き
この話は僕が何度もしているので、もしかしたら
耳にされたことのある方もいらっしゃるかもしれない。
「日本男子は日本語という壁に長い間守られてきただけ」
この、日本の官僚がずっと口にしなかった不都合な真実を
今日はみなさんにお伝えしましょう。

この先20年は無理と言われていた、
人間の囲碁名人に対するAIの勝利を見ても、
ITは、私達の想像を遥かに超えて進化している。
このままいくと、予想より早く
完璧な自動翻訳機が我々の手に届くだろう。
ドラえもんの翻訳こんにゃくは、未来の道具だったが、
そのうちスマホのアプリとして簡単に使える日がくるのだ。
そうなってしまったら、外国の男が簡単に、
日本女性と日本語でコミュニケーションが取れてしまう。
これまで長い間、日本の恋愛市場が荒らされないように、
日本語という高い参入障壁を設けて、
日本女性が日本男性とだけと蜜にコミュニケーションが取れる
ように囲い込んでたというのに、ITの進化によって、
一気にコミュニケーションが自由化される。
そうなると、国際結婚は加速度的に増加し、
一気に日本女性は外国へと流れてしまう。
なんせ日本女性は世界で人気があり、
日本男性は、世界でまったく人気がないのだから。
これは、日本にとって大変な国際問題、
俗に言う、「恋のTPP問題」なのであります。

日本女性は世界マーケットでは需要が十分あるのに、
日本マーケットの中で不当に安く買い叩かれている。
この事実は既に、欧米、アジアのマーケターには
知れ渡っており、ITによって不当な囲い込みが破壊されるのを
今や遅しとまっているのだ。そうなれば、
国産のヤマトナデシコが国内で消費されることはなく、
最も高値で取引される欧米や中華圏に流れていく。
外国メンズとの競争にさらされた日本男児は、
成すすべなく、国産女性が流出するのを眺めるのみ。
窮地に陥った男達の中には、過激な攘夷に訴える者もいるだろう。
しかし、多くは何も声を荒げず、「非婚」の道を選ぶのだ。
アニメ大国のニッポンにはおあつらえ向きの未来だ。
アメフトやってる自信満々のマッチョアメリカ人や
たこ焼き屋でもブラックカードで支払おうとする中国人、
シャツのボタン開けすぎのイタリア人や
何かにつけて男気をみせつけてくる韓国人を前に
腰の引けた日本男児は、恋に臆病になり、
ますます少子化は進み、男達の引きこもりが増えていくのだ。

この最悪のシナリオを回避するためにすべきことはただ一つ。
サムライに代わる理想の男像を作り上げることだ。
リミットは、グーグルが翻訳こんにゃくを作り上げるまでの
10年から20年。下手すりゃ10年切るかもしれない。
AIが先か、日本に新しい武士が生まれるのが先か。
この国の未来をかけた戦いが、今始まる。