6/15 自己象の更新

「学生の頃、バスケやってました?」
最近、こう言われることが多い。
バスケ。あと、サッカーとバレー。
違う。違うでしょ。
僕は、言わずと知れた野球ボーイでしょ。
最近全然バット握ってないけど、
心はいつもベースボールボーイでしょ。
だいたい、自分ん家の番地とか電話番号を
野球の連携プレーで覚えてる時点で生粋の野球人でしょ。
キャッチャーがファンブルした隙にランナー二塁へ。
キャッチャー拾って二塁送球。
ショートがベースカバー入って3アウト。
ベンチに戻ってくるライトに送球。
2−6−9でしょ。僕ん家の番地、2−6−9でしょ。

自分は、野球の側の、坊主側の人間だと思っているのに、
バスケ側の、長髪側の人間だと思われるのは気に障る。
僕は、あんな、脇なんか出してきてない!
ただ自分は野球側だというのは小さい頃の自己像で、
体格も性格も変わった今では、
もしかしたら野球っぽくないのかもしれない。
初対面の人ほど、僕に野球の匂いを感じずに、
バスケの匂いを感じるのかもしれない。
雰囲気や振る舞いから野球臭をさせていないのに、
自分では自分は野球臭いと思っている。
小さい頃に作り上げた自己像は中々消えない・・・。

子供の頃、ずっと、背の順で前から何番目かだった。
しっかり覚えているのは、中学入学した時に135cmだった事と
中学3年の時、前から3番目だったことだ。
だから、ずっと自分の中に「ちび」としての自己像がある。

高校に入って「お、そろそろ伸びてきたんじゃないの。
チビ卒業なんじゃないの。」と思っていた矢先にアメリカに
行くことになって、またのっぽ達に囲まれてしまった。
高校3年の時177cmまで身長は伸びたが、野球クラブの中で
2番目に小さく、一番小さい奴は、中学3年生(9年生)だった。
全然チビから卒業できない。
18歳まで卒業できずにチビをやってると、
その後どれだけ日本の中では相対的に小さくないと頭で
わかっていても、自己像が書き換えられることはない。
別に僕はチビがコンプレックスではなかったが、
これがコンプレックスなら、人は一生そのことに悩まされたり、
それを否定するために躍起になったり、
それをバネにして頑張ったりするのだろう。
テレビでずっと糾弾されている都知事を見ていると、そう思う。