6/25 アール・ブリュット!

正規の美術教育を受けていない人による芸術のことを
アール・ブリュットという。
正規の美術教育を受けていないという意味では
僕も受けていないので、僕の絵もアール・ブリュットなのか
と思うが、一般的には知的障害や発達障害など、
社会的なディスアドバンテージのある人達による芸術表現
ということになっている。
(この辺の人達の呼び方は、ずっとしっくりこない)

別名(というか英語名?)アウトサイダー・アートと
言われるこれらの作品の多くに、
僕のアンテナはビビッと反応する。
決して上手くはない作品から、
何か深い所に訴えかけてくるものがある。

ある展覧会で高校生以下のアウトサイダー・アートを見た。
見ていると、何で普通高校の学生は、
こういう絵が描けないんだろうと思う。
多分、描けるんだよなあ、本来なら。
別にアウトサイダー・アーティストと呼ばれる人達に
特別な才能があったり、
いい感じで回路がつながれているわけではなくて、
他人の目を入れずに描けているだけなんじゃないかなと思う。

普通高校の生徒といわず、普通の小学生も、
「お母さんの似顔絵」などを描く時
既にアニメのような絵を描く。
見たことあるものの真似をしている。
多分高校生になるとさらに、自分がいいと思った表現ではなく
他人がいいというであろう表現になる。
真似しようとした表現は、どんだけ上手くても、
伝わってくるものはない。

人間は奥の底の奥の方でつながっているので、
人に伝えるためには、自分の奥の底の奥に
潜らなければいけない。
アウトサイダー・アートは、
潜るのは上手い人達による表現なのかなと思う。