7/10 豪腕チェアーマン

川淵三郎が、Bリーグ会長を退任し、院制を敷くという。
「川淵チェアマン」の名で知られた川淵三郎氏は、
Jリーグのチェアマンとしてサッカー界を牽引し、
近年はバスケット界をまとめあげた豪腕だ。

日本のバスケット界は長い間2つのリーグに分裂しており、
あまりにもまとまりがないために、国際組織FIBAから
国際試合の禁止などを課せられていた。
日本代表がオリンピック予選にも出場できないピンチに、
Jリーグ創設の中心人物だった川淵氏が乗り込んできた。
Jで培った豊富な人脈を駆使して、さっとリーグをまとめ、
メディアに露出し、新たな体制を作って、院制を始めた。

政治家だなと思う。
田中角栄の時代を知らない世代からすると、
政治家の仕事ってこういう感じだったんだろうなと思う。
諍いや争いがあるところに現れて、折り合いをつける。
人脈、金脈、税金、メディア、財界、政界、
使えるものは全部使って、諍いをなくし、新しい体制を作る。
スピード感を持って強引に進めていく手法が、
常に毀誉褒貶を呼び、反対派をつくりだす。

内部事情は知らないので、毀なのか誉なのか褒なのか貶なのか
どれか正しい評価なのかはわからないが、
争いを続け危機に陥っていたバスケット界に、
政治家が必要だったことは確かだ。
日本には政治家を必要とする仕事も、まだあるようだ。
今日は、参院選の投票日。
投票に行きましょう。