7/12 大阪人のジャブ

大阪人はしゃべりの「手数」が多い。
小さな一言にも「合いの手」や「つっこみ」を入れてくる。
言葉のジャブがどんどん飛んで来る。
子供の頃から親のジャブを受けているからだろう、
彼らは言葉のパンチでついた生傷にひるまない。
少々の悪口では、へこたれない。
「アホ」「ぼけ」「しょーもな」
口の悪い僕としては相手が傷つかないか考えなくていいので、
すごくありがたい。
何も考えず、気兼ねなく、糞ミソに言える。

ある時、全国から同年代の男女が集まる研修会があったのだが、
厳しい先生がある女性をみんなの前で揶揄し、
その子が泣いたことがあった。
びっくりした。泣くほどのことじゃない。
ただのジャブだ。
女の子を取り巻く女子達が「ひどいよねえ」とかばっていたので、
いや、ジャブじゃん・・・と言ったが、
「あれは”西”のいじり方なんだよ。”西”以外の人にはムリ」
と言っていた。
泣いた女の子は”北”の子で、先生は”西”育ち、
かばってる女子は”東”の子達で、
あれで泣いちゃうかあと思ってる僕は、”南”の人だった。

人との距離感は、地域ごとに違う。
東京ではすまして距離感を保っている僕も、
大阪人相手には気兼ねなくインファイトできる。
なんてったって、「じゃりン子チエ」の街の人達だ。
打たれ強さが違う。