7/15 尾田栄一郎の想像力

ONE PIECEの作者、尾田栄一郎がテレビに出たと話題だ。
顔は映っていないが、テレビ初出演らしい。
意外と声が低いということらしい。

尾田栄一郎と聞くと、いつも「想像力」について考える。
ONE PIECEは週刊連載なので毎週毎週新しい話を描いていて、
同時にアニメや映画の監修もやっているので、
作者は次々に新しい物語を創りださなければならない。
あまりにも忙しいので、今後は月一くらいの連載になるかも
という話もあるらしい。
数年前、ONE PIECEが10週年を迎えた時に
初めて尾田っち(ファンにはこう呼ばれている)は
ジャンプから1ヶ月の休みをもらってハワイに行ったという。
10年間で初めての長期休暇だ。
10年間で初めてということは、その10年間を、
ほとんど仕事場で過ごしたということで、
空島も、雪山も、砂漠の王国も、
魚人も、お化けも、天竜人も
差別の話も、奴隷の話も、土地の奪い合いの話も
全部、仕事場で想像して描いたということだ。

「想像力」ってなんだろうかと思う。
ずっと仕事場にいても世界中のことを描ける、というか
世界中に存在しないことまで描けてしまう。
世界中に行ったことがあるから描けるわけではなく、
情報をたくさん知っているから描けるわけでもない。
さわりだけ知って、後は想像して描く。
尾田っちは、17歳でデビューしているので、
(漫画家以外の)社会経験もなかっただろうし、
ストックしていた知識量もしれていただろう。
そこから生まれたあのキャラ、セリフ、エピソードの量。
人の頭の中って、広いんだなと改めて、思い知らされる。