8/11 XとYの支配

「男と女は、馬と火鉢ほど違う」と言ったのは誰だったかな。
思い出した。グーグルが、思い出した。
太宰治だ。
太宰治は、同じく「女人創造」という随筆で、
「女は、瞑想しない。女は、号令しない。女は、創造しない」
とも書いている。

それが真実かどうかは置いておくとしてしても、
男と女が大きく違うのは確かだ。
遺伝子的には、性染色体が男と女を決める。
女はXX、男はXYだ。
X染色体に対してY染色体はとても小さく、
1/14の遺伝子しか乗せていない。
YはもともとXと同じくらいの大きさだったのだが、
数億年前からだんだん小さくなっているらしい。

最近読んだ新書には、先天的に男と女は違うということの
事例が多数出されていた。
あれ、何ていう本だったかな。
思い出した。グーグルが、思い出した。
新潮新書の「言ってはいけない 残酷すぎる真実」だ。
その本によると、男と女を同じように育てても、
男と女の違いが鮮明に現れるという。

イスラエルには、キブツという、
生まれた子どもを親元から離して共同で育てる制度がある。
ここでは、性別に関係なくまったく平等に育てられる。
しかし、ここで教育を受けた男子の多くは、機械・工学系
などのモノを相手にする仕事、女子は医療・福祉など人を
相手にする仕事を選ぶ傾向があるという。
ジェンダーでこれまで言われてきた
「女は、女として育てられるから、女になる」という主張を
真っ向から否定している。

男と女は、やっぱりXとYに支配されているのかもしれない。
男は生まれる前からYらしくて、
女は女らしく育てられる前からXらしいのかもしれない。
そういうことなのかもしれない。
女が服を脱ぐ時に手をクロスさせて、Xを作ってから脱ぐのも、
男が両手で首の後ろのシャツを掴み、Yを作ってから脱ぐのも、
そういうことなのかもしれない。
日本語しかしゃべれない人も無意識にアルファベットを
形作っているなんて、遺伝子って恐ろしい。

そういえば、太宰さん。
男が馬ですか、それとも男が火鉢ですか?