8/15 様々なガッツポーズ

「喝っ!!」
でお馴染み、サンデーモーニングの張本さんが

卓球・日本代表、水谷選手のガッツポーズを批判したらしい。
「あんなガッツポーズはダメ」
派手すぎるということらしい。

僕は見ていないので、なんとも思うこともないけれど、
ガッツポーズの話では、王監督を思い出す。
王さんは、現役時代ガッツポーズをしなかった。
相手ピッチャーに対し、失礼に当たるからということだった。
さすがに世界記録の756号を放った時は両手をあげているが、
それも「よっしゃー!」ではなく「やったぁ」くらいの
ポーズだった。
王さんらしいガッツポーズだった。

野茂もガッツポーズはしなかった。
そもそもメジャーではガッツポーズが挑発行為になるので
あまり見かけることはないが、
野茂はことさらしなかった。
野茂は相手を抑えてベンチに戻る時も、
打たれてベンチに帰る時も、同じ顔をして歩いていた。
負けても威厳があった。
野茂は、96年にドジャーズで、01年にレッドソックスで
ノーヒットノーランを達成した時、

軽く右手でガッツポーズした。
それはそれは、控えめなものだった。
主婦が上手くおかずをお弁当に詰められた時に言う「よしっ」
くらい小さなガッツポーズだった。

僕は野茂や王さんの控えめなガッツポーズが好きだ。
でも、桑田の派手なガッツポーズや原のバット投げも好きだ。
野球界の中でも様々なのだから、卓球界も様々なのだろう。
もともと道を極めるための格闘技だった柔道でさえ、
メダルが確定した選手は、派手なガッツポーズをしている。
卓球では別にいんじゃないか、と思う。

でも、今年の世界卓球で、
福原愛は一度予選で負けたドイツに勝った際、
小さく拳を作って、しゃがみこんだ。
決勝への大一番を任された伊藤美誠は、北朝鮮に勝った瞬間、
一度上げた手を降ろして、顔の横で小さく拳を降った。
どちらも強く印象に残っているガッツポーズだ。
派手なガッツポーズと地味なガッツポーズ。
どちらでもいいが、僕の心をうつのはやはり地味な方らしい。