9/21 アスリート発掘事業

パラリンピックが終わった。
オリンピックもパラリンピックも、関係者はすでに次の「東京」を見ているらしく、
「東京」でのメダル目標なんかを口にしている。
「参加することに意義がある」なんて言いつつ、
国としてのメダル目標を掲げるのはなんだかなあと思うが、
国対抗スポーツ合戦なのでしょうがないのかもしれない。

今は、県単位でもアスリートの原石を探す事業が行われている。
小学校高学年から中学1,2年生を対象として様々なテストをし、
彼らに適性ある競技を教えてあげるのだ。
それまで触れたこともなかった競技に転向すれば、
「オリンピックでメダルも夢じゃない」と言われた子ども達は
そこで決断を迫られる。
自分の好きな競技をやっていくか、
自分に向いている競技をやっていくか。
まだ思春期前の子たちに決断を迫るのは酷だなと感じるが、
スポーツ選手の賞味期限は早い。
どちらか一つを選ばなくてはならない。

その競技が好きなのか、相手に勝つことが好きなのか、
チームで戦うことが嬉しいのか、注目されることが嬉しいのか。
決断の仕方は人それぞれだろうが、
適性や才能がある選手は世の中に山ほどいるってことは、
ちゃんと大人が教えておいてほしい。
適性があると言われて競技を転向し、最終的に
結果がでなかった時に後悔しないような決断をさせてほしい。
才能のあるやつは山ほどいる。
センスのあるやつなんて腐るほどいる。
スポーツはそういう世界だ。

でも、何が正解かは誰にもわからない。
親に薦められてなんとなく始めた競技を、
褒められるから、みんながちやほやしてくれるから、
そんな理由で十年以上続けて思春期を棒に振り、
思うような結果が出なくなって、誰からも注目されなくなり、
もう嫌になって競技から離れて、自分を見つめ直した時、
その時、初めて自分がそのスポーツを大好きだと知る。
そんなアスリートもいる。
結果は、後からしかわからない。
思春期前に、何を選べば正解かは、誰にもわからない。