9/24 生産消費者時代

音楽には2種類あると思っている。
「背中を押してくれる音楽」と「音の世界に浸らせる音楽」。
「社会に押し出してくれる音楽」と「部屋に引き込ませる音楽」。
「自分で歌いたい音楽」と「ループで繰り返し聞いていたい」音楽。

あぁ、なんか、いい分類ができない。
これじゃあ、音楽には2種類じゃなく6種類あるみたいだ。

僕の知っている音楽は、「背中を押してくれるもの」だった。
自分の生活がまずあって、その中で一歩踏み出したり、
一度立ち止まって考えたりするために、手をかしてくれる音楽。
まず自分の生活が「主」としてあって、それを彩るもの、
生活の「副」として、音楽はあった。

でも最近は、音楽が「主」のような顔をしている。
人の生活のために音楽があるのでなく、
音楽のために人が生活しているような、そんな気がする。
アニソン、ボカロ、EDM、アイドルソング。
中毒性があって、音楽の世界から出たくなくなるような音楽。
会社や学校に行く人の背中を押すのですはなく、
会社や学校になるべく行かせず、
できるだけ音楽の世界に留めようとするような音楽。

でも、今の時代、「主」とか「副」とかは、もうないらしい。
アニソンを聞いて、踊ってみて、YouTubeにアップしたら、
それはもうその人の生活の一部だ。
EDMをPCでサンプリングして自分の部屋で楽しんでいたら、
それはどっちが「主」なのか「副」なのかわからない。
アイドルオタクになって、売れないアイドルをメジャーに
押し上げる人達にとって、それは「生きがい」だ。

どこかの誰かが、これからの時代、誰もが、
生産者(producer)であり消費者(consumer)である
プロシューマーなのだと言っていた気がする。
これがプロシューマー時代か。
ただ受動的に聞いてるだけじゃだめなんだな。
もっと僕も、プロしていかないとな。