siri

 

アメリカ・メジャーリーグのレッドソックスが
アップルウォッチを使って、相手のサイン盗みをしていたと話題になっている。
メジャーリーグではサイン盗み自体はNGではないが、
デジタル機器を使ってのサイン盗みは認められていない。
レッドソックスの因縁の相手であるヤンキースが、
アップルウォッチを確認しながら選手に指示を送っている相手のトレーナーをビデオに撮って、
リーグに提出したのだという。
巷では、「アップルウォッチの使い道見つかってよかったな」
「ようやくこれで、アップルウォッチ買う理由ができたわ」
と、祝福ムード一色だという。

アップルは先日、新商品の発表会を行い、
アップルウォッチの新バージョン「series3」もお披露目された。
新機能としては、セルラー機能が追加され、
ハンドフリーで、通話できるようになった。
これで、さらにサイン盗みがしやすくなったというわけだ。
時代は、だんだんと「無線」へとシフトしていて、
いまや、選手に話しかけているのか、機械に話しかけているのかわからない。

iphoneにしても、amazon echoにしても、
ハンドフリーで操作するのが当たり前になってきているのだが、
日本人は、いまだに、機械に話しかけることに抵抗を感じている。
iphoneも4sからsiri(音声アシスタント機能)が搭載されているが、
いまだに街なかで、siriに話しかけている人はそんなに多くない。
その原因は明らかで、名前が悪い。
「尻」はない。
「尻」は、会社で、街なかで、電車の中で、気軽に言いたい言葉じゃない。
せめて「Osiri(お尻)」だったら、よかったのに。
「Hey,Osiri,明日の天気は?」

そういえば、マイケル・ムーア監督の作品で、
「SiCKO(シッコ)」というアメリカの医療問題を描いたドキュメンタリー映画があった。
本国では、ドキュメンタリー映画として歴代2位の興行を記録し、
各国でも、その衝撃内容が話題になったようだが、
日本ではたいして盛り上がらなかった。
原因は明らか。
名前が悪い。
「シッコ」はない。
せめて「おしっこ」だったら、よかったのに。

名前は大事だ。
作品や商品が国を超えて展開される際は、なおさら。
日本の代表的な飲み物「カルピス」は、
英語圏では「カルピコ」という名前で売られている。
「カルピス」の「ピス」が「piss(おしっこ)」という意味だからだ。
「おしっこ」という名前の飲み物を買いたい人はいない。
同じように、「尻」という名前の音声アシスタントも、ない。
次回発売されるiphone11では、
「siri」を「Osiri」にバージョンアップしておいてほしい。