コラム– category –
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コラム
木を見るために森を見る
茶道に触れていた時、お茶の先生がよく言っていたことがある。 「これは、ただの稽古」 お茶は今や(というか江戸時代から)習い事になり下がっていて、 毎週、稽古に通うことだけ満足してしまう人ばかりだが、 お茶は、「教室」で「稽古」することを目... -
コラム
理屈
スポーツや部活で、スパルタ教育がまだ当たり前にあった頃、 選手は、コーチに言われた練習を、ただひたすらやっていた。 選手は、機械のように練習する。 それが”スパルタ”教育の練習風景だった。 近頃は、スパルタ式も見なくなり、 練習前に、練習目的... -
コラム
Teaching/Coaching
先月、囲碁AI、Alpha Goが世界一の棋士、柯潔に三戦全勝した。 韓国人棋士・李セドルに勝ち越したことで実力を示したAlpha Goは、 世界最強の人間にも勝ち、事実上、世界で一番強い指し手となった。 これを期に、Alpha Goの開発は一区切りとするらしい。... -
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どんまい!
和製英語というものがある。 オーダーメイドとか、ビジネスホテルとか、サラリーマンとか。 英語圏では通じない、日本人が勝手に作った英語表現のことだが、 和製英語の中で、僕が気に入っているのは、「ドンマイ」だ。 「Don’t mind」から来たと思われ... -
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ネタがベタになる
京都大学の入学式で、京大の学長がボブ・ディランの歌詞を引用し、 それをホームページに載せたことに対し、 JASRACは京都大学に問い合わせをし、 歌詞の使用料が必要になる可能性を伝えていた。 幸い、というか、結果的に、京都大学の歌詞掲載は、 範... -
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チラリズム
だんだんと夏に近づくにつれ、 まちの人の服装も薄着になっていく。 今の女性は、たぶん、 50年前の人が考えられないくらいの肌の露出をしているのだろうが、 これから50年後の女性が、もっともっと肌を露出しているのかと聞かれると、 よくわからない... -
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アリよ、サラバ
アリが家の中を這っている。 ここ最近、東京にいたり、アパートの三階に住んだりしていたので、 家でアリに出くわすことがなかった。 久しぶりで、なんだか懐かしい。 まったく追い払う気にならない。 「どこ向かってんの?」 そう尋ねてみるが、アリは... -
コラム
呼んでねえよ
学生の時、バイトの飲み会で必ず中心になっている奴がいた。 高らかに乾杯の音頭をとって、先輩を持ち上げて、 自分が道化になって、歌って踊って盛り上げるいい奴だったのだが、 そいつは、まったく、バイトに関係ない奴だった。 つまり、呼ばれてもな... -
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lovely iron
「今、何が一番欲しい?」 そう聞かれて、金で買えるものが浮かぶことは少ない。 ただ、いろいろ思い返してみると、二つ欲しいものがある。 上等のアイロンと、センスのいいアイロン台。 この二つを店頭で見るたびに、いつも、買おうかなと考えてしまう... -
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理想的なお客様
お店はお客を選ぶ。 カフェでもレストランでも雑貨屋さんでも、 来て欲しいお客さんのイメージというものがあって、 「こういう人たちでお店が溢れていたら素敵だなあ」と思える、 理想の”お客さん像”がある。 だから、理想に近いお客さんはついつい優...