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2/14 今年のワースト1
以前、友達と友達の彼女と三人で単館系の映画館に行った。 画家のクリムトを題材にした映画だったと思うが、 ひどい出来だった。ダントツでその年のワースト1だった。 映画館を出ると、三人とも映画のどこがひどかったか、 口々に言いあった。 構成が、演... -
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2/13 アンブレーラ
知り合いから傘をもらった。 傘骨のしっかりしたチャコールグレーの、 自分では絶対に買わない高いやつだ。 今までは、安いビニール傘や折りたたみ傘を使っていた。 特に折りたたみ傘は、ちゃんと差しているつもりでも、 気づいたら、肩がびしょびしょにな... -
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2/12 再会
片手で数えるくらいしかいない友人が福岡にくるという。 『朋あり遠方より来る。亦、楽しからずや。』 孔子の時代から、人のこころってのは変わんないもんだな。 どこに連れていってやろうかと、考えを巡らす。 羽田から福岡空港。 地下鉄で博多駅まで向か... -
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2/11 有事
夕食後、家のテレビでニュースを見ていたら、 彼女に、横からチャンネルを変えられた。 なんでニュースを見ないの、と聞くと、 ニュースを見ると心がざわつくから嫌だ、という。 そして「男は、なんでもないことを、すぐに有事にしたがる」 とも、言う。 ... -
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2/10 中央線
ある木曜日の夜11時40分。 高円寺駅のホームで快速電車を待ってたら、 三鷹行きの各停電車がホームに入ってきた。 乗客の少ない車内には、30代の女性が3人座っていて、 キリンラガー片手に皆で爆笑していた。 平日の夜の中央線、若い女がラガー片手に爆笑... -
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2/9 お見舞い
学生時代からの女友達が少し体調を崩したというので、 お見舞いに行くことにした。 こういう時、何を持って行こうか悩むところだ。 お見舞いとはいっても、入院しているわけでもなく、 少し気が滅入っていて、ふさぎこんでいるくらいだ。 大げさにすること... -
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2/8 やるせない気持ち
生きていると、悔しい日ってのがある。 仕事で結果がでなくて人間関係でもうまくいかなくて、 どうにもやるせない気持ち。 駐車場で車に乗り込もうとする前に、 だめを押すように彼女から愚痴の電話、からの喧嘩。 僕はどうしようもない悔しさ、やるせない... -
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2/7 裸の王様
浦安から夜行バスで帰ってきた人が僕の前を歩いている。 「ネズミの着ぐるみ見に、千葉まですか・・」 なんて興ざめさなことは言っちゃいけない。 野暮ってもんだ。 真実だとしても、いうべきでないことはいくらでもある。 「王様は裸だ」と通りで言っての... -
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2/6 ブルース
大阪人が持っている ”どうしても会話を笑いで終わらせようとする”執念は異様だ。 黒人が奏でるブルースの裏に彼らの悲しみがあったように、 大阪人が繰り出す笑いの裏にも、多分、何かあるんだろう。 -
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2/5 垣根
昭和のマンガを読んでいて思ったことがある。 家の垣根に水を撒いてる時に、 ご近所さんから「精が出ますねえ」と言われたら、 何と返すのが正しいのだろうか。 「おかげさまでー」だろうか。 「暖かくなってきましたねえ」だろうか。 少なくとも「はい、...