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暮らしのマイトパルタ
不思議なこと
世の中には不思議なことがある。 ① 誤ってボリューム(+)ボタンをずっと押してしまい、 イヤホンからとてつもなく大きい音が急に鳴った時、 バットで鼻を叩かれた時のような、鉄の味がするのはなんだろう。 大きな音を聞くのと鼻血がでる仕組みはつなが... -
暮らしのマイトパルタ
業界3番手
からだが、人格に影響を与えることことがある。 僕は子供の頃、背が伸びるのが遅かったので、 スポーツ選手なんかでも、体格に恵まれない、小さな選手を応援していた。 パワーではなく技巧に秀でた選手。 4番やセンターフォワードを張れないような、 あま... -
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富士山
富士山は日本一の山だ。 文句ない。誰がどう見ても日本一。 もし高さで富士山に勝つ山が今後(今後?)出てきたとしても、 富士山の日本一は変わらないだろう。 それは、記憶の中での富士山イズナンバーワンが不変だから。 たとえ、記録でいつの日か負けた... -
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享年
太宰治は5回自殺した。 1度目は旧制高校3年生の時。 民衆のために左翼運動をしている自分と生まれつきボンボンである自分に 引き裂かれて、服毒自殺を試みるが、失敗。 2度目は大学生の時。 左翼運動をどうしてもやめないので、実家から勘当されてしま... -
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おめでとう
一昨日、今回で最後となる大学入試センター試験が実施された。 来年からは違う形の一斉試験がスタートされるが、 記述式問題の採用延期や民間英語試験の導入見送りなど、課題も多い。 大学へのゲートを公正にかつ効果的に開くには、 どういう方法が最適な... -
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追悼
作家の坪内祐三さんが死んだ。 坪内さんの作品はほとんど読んだことがなかったが、 多大な影響を受けた同僚がその死にショックを受けたようで 「追悼したい」というので、飲みにいくことになった。 たいして著作を読んだこともない人で、 しかも、会ったこ... -
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気は優しくて力持ち
子どもの頃、動物園でお相撲さんに会ったことがある。 小さい頃の記憶だから、実際に会ったことを覚えているのか、 その時撮った写真を後日記憶していただけなのかはわからないが、 何かの動物の檻の前でお相撲さんに抱っこされ、 自分以上に親たちが喜ん... -
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花火大会のあと
2020年が始まった。 今年は東京にオリンピックがやってくる年でもある。 日本人の多くは夏のオリンピックを楽しみにしているだろうが、 2020年夏のオリンピックに東京が名乗りをあげた時、 日本人のほとんどは誘致に消極的だった。 2020年の一つ前の20016... -
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誰もがみんなマイノリティ
昭和の終わりに書かれたある評論文を読んだ。 その本の中で、「自分を中流だと思いますか」という問いがあり、 9割以上の日本人が「はい」と答えたと、評論家である著者は嘆いていた。 一億総中流化を実現できたのが我々の経済的勝利だとしても、 君たち... -
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かしら
近頃、「〜かしら」と言っている人をほとんど見ない。 「〜かしら」と言う表現は今では古い表現なのだろう。 地下鉄には、昔ながらのお見合い仲介会社の広告が暖房にゆらゆら揺らめいていて、 古典的に描かれた女性のイラストが「原始的かしら?」とつぶや...